(670二股で合流する2本の滝(F3)~右滝の倒木を利用して登って左滝の上へトラバースして左沢へ)
台風12号の影響で朝から暑かったが、午前中は晴れの予報・・・夜まで雨の心配はない。暑いので沢に入りたい・・・・以前から温めていた計画の袴腰岳と通称烏帽子岳との稜線上の最低コルへ突き上げる赤井川(亀田川の支流)の源流を詰めて袴腰岳へ登ってきた。
稜線の直ぐ下まではっきりとした沢形が続いているので、登っている人はいるはずだと思うが、ネット上では情報が見当たらない・・・ならば、自分で偵察旁々遡ってみようと単独でトライした。沢は、何かあったら大変なので、なるべく単独では入らないようにしてきたが、今回は地元の山という気楽さもあり、つい冒険してしまった。
(780付近のF4(6mほど)~左端を直登)
地図上で、滝が出てきそうな箇所は2箇所ほどありそうな感じだったが、無理だったら戻っても良いと気軽に出掛けた。なんとなんと入渓してまもなく7~8mほどの滝が3個も続き驚いた。その後も6~3m程の滝が5個ほど・・・・高巻いたり、直登したり、シャワークライミングを楽しんだりしながらなんとか突破できた。
水流は稜線の標高30mほど下の970mまであり、函館市の水瓶の最源流の最初の一滴は、小さな穴の中から滾々と流れ出る湧水だった。冷たくて美味かった。
沢形がはっきりしなくなって10分くらいの薮漕ぎで、稜線上の最低コルの横津岳からの縦走路に出た。しかし、濃いガスの中で展望はなし。登山道を20分ほど登って函館市の最高峰・袴腰岳頂上へ。入渓から頂上まで3時間10分。
下りは、登山道を50分で下って、林道を30分ほど歩いて車をデポしてある入渓地点まで戻った。
それほど期待はしないで出掛けた沢だったが、予想を遙かに超える変化に富んだ楽しい沢だった。天気の良いときに、仲間を誘ってまた遡っても良いと思うほどだった・・・。
詳しい山行記録は、下記親サイトからどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com