癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

NHKからも取材

2008年09月03日 | 大腸癌日記
            (すでに秋の様相を漂わせている近所の建物の壁に絡まるツタ~本日撮影)

 本日、2週間ほど前に依頼をいただいていたNHK函館放送局のディレクターの取材を受けた。今後の企画に、癌やホスピスなどの問題を取り上げたいと考えていて、そのための情報収集の一環らしい。

 私への取材は、癌を宣告された日から、そのプロセスを逐一リアルタイムでブログ「癌春日記」に公開し続けていることについて、「なぜ始めたのか?」「どんな反響があったのか?」など詳しく聞きたいとのことであった。

 自分としては、大袈裟なことでもなかったのに、講演を依頼されたり 北海道新聞からの取材を受けたり、このたびの取材等・・・他人から見るとかなり興味を抱かれることらしい。普通は、癌を宣告されると、落ち込んでしまい、それを公開しようなどと考える人は珍しいということらしい。

 実は、今日の取材を担当されたスタッフはまだ若い20代の女性であったが、自分の父親も、私と同じ上行結腸の癌で、しかも、進行状態も同じくリンパ節にも転移がない状態だったそうだ。今では私と同じように何ごともなかったように前より活動的になって元気で暮らしているとのこと。しかし、癌を宣告され時にはすっかり落ち込んでしまって、家族も大変だったようである。その経験からしても、ブログで逐一公開しようと考える余裕はどこから生まれたのかということから取材が始まった。

 亡妻のときの経験、これまでの自分の生き方やものの考え方、人生観、癌を経験したことでの今後の人生への影響など・・・いろいろなお喋りも含めて、あっという間に2時間が経過した。

 「今後、企画が具体化したら、またご協力いただきたい」とのことで、今日は終わったが、自分としても、これまでの生き方を振り返ったり、今後の生き方を考えたりできた貴重なひとときであった。