癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

幌尻山荘ウンコ下ろし

2008年09月15日 | 登山・旅行
札幌での2日間のスキー関係の会議の後、毎年恒例の日高山脈ファンクラブによる幌尻山荘のウンコ下ろしに参加した。

名誉ある?会員ナンバー1番をいただいている以上、毎年でも参加したいところであるが、3年ぶり2回目。しかし、年々参加者が増えてきて、今回は24人もいて、これまでで最高の420㎏も担ぎ下ろすことができた。

この作業はなかなか体験できない貴重な体験である。山荘に泊まった登山者のトイレの排出物を1斗缶や4リットル缶の中のビニール袋に詰めて、リュックや背負子で担ぎ下ろすのである。もちろんビニール袋で三重に厳封はするが、そこはかとなく臭いは漂う。担ぎ下ろしてから軽トラックにまとめて積むとかなりの臭いになる。

しかも、車を入れられるところまで20回以上も渡渉しなくてはならない川沿いの石の伝い歩きの厳しい登山道を約2時間。私が今回背負ったのは正味16㎏入った1斗缶と3㎏入った4リットル缶を各1。缶の重さと自分のリュックや荷物で26㎏はあったろう。縦走装備でも経験のない重さである。中には1斗缶を2つ担いだ人も数人いた。川の中で滑って転んだ人や崖から転げ落ちたが立木で助かった人もいたが、幸い缶が破れるような事態は避けられた。しかし、そうなったら助ける方も近寄ることができるだろうか?

軽トラックに積んで、それで終わりではない。それを振内鉄道記念公園のトイレの汲み取り口に、封を切って投げ入れる作業がまた臭い。でも、慣れるものだ。その証拠に缶に詰め込んで下山する前に、みんなで食べるカレーライスがことのほか美味い。

あすから23日まで、また山巡り。明日は、12年ぶりのウペペサンケ山の予定なので、糠平温泉まで走った。