癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

3年ぶりのハーフ

2007年06月24日 | イベント鑑賞・参加
           

 3年ぶりにハーフマラソン大会に参加した。4年前に一度参加して自分のこれまでのベストタイム1時間48分を記録した「毛ガニロードレース in おしゃまんべ」である。第20回の今年がファイナルレースだとのこと。走りやすいコースなのに残念だ。

 2年間、全くというほど走っていないし、レースも出ていなかったので、ペースをどうするか悩んだ。過去は1km5分を目標にしていたが、今回は到底無理である。そこで、最後尾からスタートして、6分超ペースで1kmを走ったら、前の方との間が開いて来る。出だしはみんな元気で速い。慌てて、ペースを上げる。2km手前でいつも2時間10分前後で走るMiさんに追いつき並走する。1km6分ペースを期待していたが、5分半ほどの快調なペースだ。こちらもそのペースを維持して走ることができた。最後尾からのスタートだったので、次々と前のランナーを抜き去ることを楽しみに9km付近まで並走した。

 まもなく、Miさんが用足しに道路脇に飛び込んだので、一人でそのまま走り続ける。その付近から折り返し地点までは次々と戻ってくるランナーの中に知った顔を探しながら走り、お互いに声を掛け合うので気が紛れる。中間地点は58分22秒であった。気温もそれほど上がらず、微風が心地よい。

 14km付近までは、だいたい5分半ほどのイーブンペースで快調に走ることができた。そこまでで80名ほどを抜いて、誰にも抜かれることはなかった。その時点では、2時間は切れそうな気配だったが、15kmを過ぎたら一気に辛くなり、6分越えのペースに落ちてきた。追い抜くことはほとんどできなくなり、ゴールまでに3名に逆に抜き返された。



 17km付近で、2時間切りは無理な感じになって来ると、気持ちが切れて、一度歩いてしまう。一度歩くと次々と歩きたくなるから困る。結局、少しの距離ではあるが、4回ほど歩いたようだ。あと2km付近で後ろから追い上げてきたサンタの服装のMuさんにハッパを掛けられ、500mほど並走するが、とても持ちそうもない。あと1km地点で2時間まで5分ちょっとである。もしかしたら2時間を切れるかも知れないと思い、最後の気力を絞ってペースアップしてゴールを目指す。結局3秒足りずにゴール。2,00.03というタイムであった。あと10mくらいのものであろう。もう少し早めにその気になれば良かったと後悔する。

 Miさんも30秒後、彼なりの好タイムでゴールしてきた。後ろで、私が歩いたりしているのを見て、後半並走したHiさんと二人で、「追いつけるかも知れない」と話しながら追い上げて来たそうだ。あと2km付近でMuさんに教えられなかったらやばい状況であった。それにしても、ゴール後の体全体のダメージが酷い。XCスキーの札幌国際50kmや湧別原野85kmのゴール後よりずっと辛い感じである。完走できた満足感よりもそのダメージの大きさに驚く。

     

 着替えのために車まで戻るにも歩くのが辛い。ようやく着替えをし、グランドへ戻り、カニの鉄砲汁とおにぎりを食べる。長万部温泉の無料券もあったが、混みそうなので、八雲の遊楽亭までカミさんに運転してもらって温泉に入る。隣のドライブインの味噌ラーメンがことのほか美味かった。帰宅後、まずはビール・・・これまた美味い!全身を念入りにマッサージしてもらって、ようやく体が楽になり、3年ぶりの完走の実感が湧いてきた。

 次は、9月下旬の函館ハーフの予定である。練習を続け、最後までイーブンペースで走り続けての2時間切りを目標にしたいものだ。明日からの筋肉痛はどの程度であろうか・・・・?