癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

礼文島花爛漫

2007年06月07日 | 登山・旅行
早朝の内は小雨が残っていたが、その後は、予報に反して晴れ間が広がる穏やかな一日だった。


早朝4時に出て、小雨の中、一人合羽に身を包み、朝食前に昨日歩き損なった知床~桃岩展望台間の4.5kmを往復。昨日見れなかった花も多く目にできたのと、一面に絨毯状に広がるエゾノハクサンイチゲの群生が見事であった。

朝食後、フェリーターミナルまで送ってもらい、定期観光バス「花爛漫コース」に乗る。まず、花を見ながら往復する昨日も歩いた桃岩展望台へ、そして、桃岩と猫岩を眺める桃台・猫台も昨日に引き続き。その後は、北に向かい、沖縄の海を思い出させる澄海(スカイ)岬、ここも花が多い。そして、今回の旅の最大の狙いであるレブンアツモリソウの群生地へ。

両側に柵が廻らされた観察路を一周しながら見られるようになっているが、24時間体制で監視員が数人常駐しているという物々しさである。

絶滅寸前から手厚い保護努力が実り、蘇ったものが全部で100株はあろうか?ややピークを過ぎた感じで、痛み出しているものの方が多かった。それにしてもきれいな色である。

道端の花と美しい海を眺めながら歩く江戸屋林道の後、日本最北限の地・スコトン岬へ。そして、フェリーターミナルへ戻る。

今日、レブンアツモリソウ以外に新たに目にできた花は、レブンキンバイソウ、レブンハナシノブ、カラフトアツモリソウ、アオチドリ、クロユリ、クルマバツクバネソウ、バイケイソウ、ホソバノアマナ、シラゲキクバクワガタ、オオバナノエンレイソウなどである。

夕方のフェリーで稚内へ。着いたら、稚内温泉に入って、フェリーターミナルで夜を明かす予定である。