癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

サロベツ原野

2007年06月04日 | 登山・旅行
三頭山下山後、豊富町のサロベツ原野目指して、4時間ほど北上。遊歩道を30分ほどで一周。一番の見頃のエゾカンゾウにはまだ早かった。ヒメシャクナゲ(画像)、ショウジョウバカマ、綿毛になりかかったワタスゲが目につく程度だった。

その後、稚内温泉を目指したが、生憎定休日。ノシャップ岬に沈む夕陽を見て、稚内市街地へ。探し当てた銭湯も2軒が休み。3軒目でようやく汗を流すことができた。夕食のラーメンを食べて、フェリーターミナルに落ち着いたのが9時。


三頭山~熊に出会う!

2007年06月04日 | 登山・旅行
 天塩山地の第2峰の1009mの山。9年前はガス中登山で眺望もなければこの山の山容も分からないままであった。しかし、今回は、ドピーカンで、一等三角点にふさわしい見事な展望が広がり、リベンジは叶った。また、下からずっと春に見られる花はすべて目にできるほどの花の山でもあった。

 しかし、見なくてもいいものまで見てしまった・・・9合目の直ぐ下の大きな雪渓上で、後ろを歩いていたカミさんの「熊じゃないよね?岩かな?」という声に戻ったら、なんと、横30~40m離れたところで、座りこんでいたのがやおら立ち上がり、早足で上の方へ歩き始めた熊ではないか!成獣の若熊といった感じの大きさである。これまで何度か目にしたことはあるが、もっとも至近距離である。「鉢合わせはしたくないが、カメラに収められる距離なら見てみたい」が叶った瞬間である。なんとか小さいなりにカメラには収まったが、戻るか進むかが問題である。

頂上を目の前にして退却も悔しい。幸いこちらの進路と90度ほど違うことを幸いに、笛を吹きながら進むことにした。ところが、その先の登山道が熊の進んだ方向へ向かっている。「熊だって遭いたくないはず」とさらに強く笛を吹きながら進む。ご丁寧に2ヶ所も登山道を覆う雪の上を横切っていた。

頂上に着いても何となく落ち着かない。20分ほどで下山開始。9合目の下まで笛を二人で吹き続けながら下った。