つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

帯に短し。。。

2024年05月26日 | 佐橋美術店の展示・展覧会






23日からの展覧会には決して沢山ではありませんが、ご案内状をお届けしたお客様や前をお通りの方々がお立ち寄りくださっています。大変光栄なこと。
心よりお礼を申し上げます。

初日にいらしてくださいましたご夫妻のお客様はこの栖鳳のお軸を大変お気に召してくださいましたが、どうにもお飾りになりたい場所には長そう・・ということで、第二候補、第三候補までお考えくださってお帰りになられました。

慌ただしくお見送りを致しましたので、あとからご連絡をさせていただこうと思っておりますと、奥様から翌朝大変丁寧なメッセージをお送りいただきました。

やはり栖鳳(軸全体が215㎝)はお二人ともにとても気に入ったけれど、どうにも長すぎて飾れないということ、また中村正義は奥様がとても気に入ってくださったけれど、ご主人さまとの意見が一致しなかったとを、勿体ないことに、大変恐縮しながらお伝えくださいました。

他にも、ご来店のお客様が栖鳳作品のすばらしさにお触れくださり、「お値段が一桁違うと思っていました~今はこんなお値段なのですか?」とお聞きくださいました。
何度か「うーん」と唸りながら、それでもいざこれを飾るとなると。。そしていくらお安いといっても。。という問題にみなさま直面されるのですね。

お軸を!と私どもが勢いこんで並べ、いくらお値段をお安くさせていただいてもお客様がお飾りになる場所をお持ちでなければどうにもなりません。

だからといって、一流作品を彩る美しい表装をはがしたり切ったりする勇気を画商サイドもなかなか持てません。

さて、どうしたらよいのでしょうか?


ただ私の救いは、当店にお通いくださるお客様は少しづつお軸をお持ちくださっているということです。

そして、お軸の良いところをいままでは「コンパクトに仕舞えて保管に便利」と一番にお伝えして参りましたが、この頃では作品を「ガラスやアクリルを通さず直接ご覧になれる」とお伝えしたいと思っています。

勿論、お軸には紙本の作品(紙に描かれた作品)もありますが、かなりの割合で絹本の作品があります。

つまり布に描かれた絵が布の表装に覆われた状態が軸装作品ということになるわけです。

カーテンをぶら下げるよりは確かにハードルは高くなりますが、お飾りになってみると、皆様がお軸作品に心配されているようなことはあまりおこりません。

明日はお休みをいただいて、火曜日より少しお軸作品を交代、移動させていただき皆様にお楽しみいただこうと思っています。

お問い合わせをいただけましたら、軸全体のサイズもお知らせいたします。

ご気分だけでも「その気になって」どうぞ当ブログでお軸作品をお楽しみください。







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