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イラン人がブラック・フライデイの買物にヴァンへ押し寄せている

2021年11月28日 | 国際
大勢のイラン人が、11月26日に始まったブラックフライデイに、おトクな買物をしようと、国境を接するトルコのヴァン県に押し寄せました。

 Hurriyet

ヴァン県サライ地区のカプキョイ税関ゲートは、ブラック・フライデイのために大混雑、多くのイラン人たちがヴァン市のショッピングセンターや商店に溢れました。

市当局によると、11月25日だけで、3500人のイラン人が車で国境を越えたそうです。通常の1日の出入国は800人くらいです。

あるイラン人ツーリストはトルコのメディアに「ヴァンに来ると、わくわくする」と語りました。「私はヴァンに2日います。ディスカウントで、よい買物をしています」

地元当局によると、ヴァン県のホテルはイラン人で満杯だそうです。「ホテルの使用率はほとんど100%です」という当局の話です。ヴァンの商店主たちはイラン人ツーリストの大波に大喜びです。「イラン人がホテルが見つからなかったら、ウチに泊めてもいいですよ」と笑う人も。

2016年、ヴァンを訪れたイラン人は22万人でした。2017年には44万人と倍増しましたが、2018年には23万人に減少しました。2020年3月24日には、コロナウイルスのため、カプキョイ税関ゲートが閉鎖されたため、2020年にヴァンに来たイラン人は73000人のみでした。

トルコは2021年5月に税関ゲートをオープンしましたが、イランのコロナ感染増加のため、カプキョイ・ゲートは閉鎖されていました。10月9日にカプキョイ・ゲートがオープンされ、イラン人ツーリストの来訪が始まりました。

「ゲートが開いたとたんに、16000人のイラン人がヴァンにやってきた」と当局は言っています。現在、国境ではブラック・フライデイ・ラッシュが起こっています。

「ヴァンにとって、イラン人ツーリストは非常に大切です」と、ヴァン・ホテル業者協会のユヌス・ユクセル会長は言いました。「イラン人を呼び込みましょう。私たちは彼らを待っています」

公式データによると、イラン人の98%は、最低1晩は市内に泊まるそうです。日帰りのイラン人は2%に過ぎません。2018年、イラン人がヴァンで消費した金額は、約2億3100万リラ(1900万ドル)で、1人が消費した額は1200リラ(99ドル)でした。

全国で少なくとも34人の不法移民が捕まった

トルコ諸県で行っている治安チェック作戦で、少なくとも34人の不法移民が逮捕されたと、治安ソースが発表しました。

 Hurriyet

北西部コジャエリ県ゲブセ地区の警察チームは、外国籍者の集団がミニバスで、トルコ西部の諸県へ向かっているという内報を得ました。移民を乗せたミニバスは、E-5ハイウエイで止められました。ドライバーは拘束され、その後、地元警察に逮捕され、ミニバスに乗っていた18人の不法移民は県の移民部へ送られました。

また、中央アナトリア・コンヤ県カラプナル地区の憲兵隊は、アダナからコンヤに向かっていたミニバスを止めました。シリア国籍のミニバスの運転手アフマド・アルマンスール(35)と、イラク国籍のハディ・ナジミ・サイド・イエティム(25)が逮捕されました。窓を蔽った、シートのない車の中には、シリア人とイラク人の不法移民12人がいました。

東部ヴァン県のムラディエ地区では、4人の不法移民と、移民密送者と思われる容疑者4人が逮捕されました。4人の移民密送者には法的手続きが取られ、不法移民たちは県の移民部に送られました。


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