トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「タリバンは“よい子ぶる”だろう」専門家

2021年08月20日 | 国際
8月21日 タリバンは戦争で荒廃したアフガニスタンと崩壊した経済を管理していくために、国際社会に対して“よい子ぶる”だろうと、国際関係論のアフメト・カスム・ハン教授が言いました。

 Hurriyet

「アフガニスタンには、この40年間、戦争しかなかった。タリバンにとって、国際的援助と支援以上に大切なものはありません。だから、彼らは中国やロシアを訪ねているのです」とハン教授は8月18日、ヒュリエト紙に語りました。

ハン教授によると、タリバンは新疆ウイグル自治区には介入しないと、中国と約束しました。「彼らはまた、アルカイーダすなわち中央アジアのISILを支持しないと、ロシアと約束しました」

「タリバンはアフガニスタンを合法的な国家として承認させたいのです。だから、彼らは“よい子のようにふるまうでしょう」と教授は付言しました。彼らはよい子でありつづけるだろうかという質問には、ハン教授は「わかりません。だから、人々は不安なのです」と答えました。

アフガニスタンの最近の世論調査によると、国民の70%はタリバンの体制下で暮らしたくないと言っているそうです。

英国がトルコのカブール空港の安全維持のための努力を賞賛

英国のドミニク・ラーブ外相が、8月19日、トルコのカブール空港の安全維持のための助力を賞賛し、英国とトルコ政府はその市民とアフガン人が安全に避難ができるよう努力していると言いました。

 Hurriyet

ラーブ外相はトルコのメヴリュト・チャウシュオール外相に、トルコ政府がアフガニスタンの首都のハミド・カルザイ国際空港の安全維持に努めていることに感謝しました。アフガンの首都カブールは、あっというまにタリバンに奪取されました。

「英国とトルコはアフガニスタンで、安全に避難が続けられるよう協力し努力しています。トルコがわが軍とともに、カブール空港の安全維持に関わっていることについて、私はトルコ外相に謝意を表明しました」と、ラーブ外相はツイッターに書きました。

タリバンの攻撃は、アメリカのバイデン大統領がアメリカ軍の全面撤退を発表した今年5月から始まりました。武装集団が地方の大半を奪還し、1週間半で主要な町と都市を驚くべき速さで制圧し、国際社会を驚嘆させました。

20年間の戦いはドラマティックに終わり、タリバンの電撃的な攻撃の前に、アフガン軍は崩壊し、カブールのアシラフ・ガーニ大統領の政府も崩壊、大統領は土曜、国を逃げ出し、いまはアラブ首長国連邦にいます。

トルコのエルドアン大統領は、避難が安全に続けられるように、トルコはカブール空港を守ると言っています。

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アパートにぎっしりの不法移民120人が発見された

2021年08月19日 | 国際
8月20日 東部ヴァン県のアパートの2フラットにぎっしり詰まった約115人の不法移民が治安部隊に発見されました。

 Hurriyet

県当局は、人間運び屋が不法にトルコに入国させた人々を隠すために使った小屋や空き家を取り壊しましたが、人間運び屋たちは今度は普通のアパートを使い始めたと、地元警察は言っています。

人間運び屋取り締まりのための手入れで、総計115人の不法移民が、あるアパートの2フラットで逮捕されたと警察は付言し、人間運び屋の容疑者1名に法的処置を取りました。今年初めから、移民密入国関係で260人が拘束され、117人が逮捕されたと地元警察は言っています。85戸の小屋と空き家が取り壊されたそうです。

これとはべつに、イスタンブル知事室は、2021年初めから、イスタンブルでは38200人以上の不法移民が捕まり、送還手続きのために地元の移民オフィスに引き渡されたと、地元警察は言っています。
 

「トルコはカブール空港を守ることを厭わない」エルドアン大統領

エルドアン大統領は、「トルコはタリバン統治後のいまも、カブール空港を守る用意がある。トルコは関係全集団と話し合っている」と言いました。

 HUrriyet

「わが国は空港の治安を確保し、アメリカ軍撤退後のアフガニスタンの安全保障に貢献することを目標としている。わが国のこの意向はいまも変わっていない」と、エルドアン大統領はテレビ・インタビューで語りました。

トルコはカブール空港の安全と運営について、アメリカ国防当局と話し合いをしてきました。アメリカ軍撤退後のアフガニスタンに各国が大使館を維持しつづけるためには、カブール空港はきわめて重要です。「われわれはいま、新しい現実に沿って計画を実行し、交渉をつづけている」とエルドアン大統領は言いました。

アメリカ当局は、アメリカは空港の治安整備に関してトルコと話し合いを続けると言い、カブールから避難する市民たちのためのトルコの努力に謝意を表明しました。

「アフガニスタンにトルコ軍が駐在することは、新しい行政府を国際社会で優位な立場にさせ、活動をしやすくするだろう。トルコはアフガン当局との合意を求めている」とエルドアン大統領は言いました。「われわれはさまざまな選択肢を検討することができる」

「だれが権力を握ろうとも、トルコはアフガン人の側に立つ。私はタリバンのリーダーたちと会う用意がある」とエルドアン大統領は言っています。


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「トルコはアフガン人流入を阻止する重要な役割を果たす」EU

2021年08月19日 | 国際
8月19日 トルコはアフガン難民がヨーロッパに入ってくるのを防ぐ大きな役割を果たすだろうと、8月18日、EUのトップが言いました。

 Hurriyet

「大勢のアフガン人がトルコを通ってヨーロッパへ向かってくるでしょう。その場合、トルコは重要な役割を果たすでしょう」とEUのジョセフ・ボレル外務・安全保障政策上級代表が、ラジオRNEで母国スペインに向け語りました。

ボレル代表はカブール空港でのアフガン人たちの映像に触れ、「これらの映像は危険を冒してでも国を出ようとするアフガン人たちがいることを示している」と言いました。

「最近3か月、アフガン人の国外脱出がめだってきましたが、流出はもっと増えるでしょう。これは明日の問題であり、今日の問題はカブール空港の運営です」と、彼は付言しました。

「EUとタリバンの話し合いは不可避です。驚く人がいることはわかっていますが、われわれは彼らと話し合わなければなりません。われわれが空港の運営について話し合わなければ、空港運営の道を開くことはできません」


騒音を流すボスフォラスの観光船に罰金

イスタンブル当局は、制限音量を超えてボスフォラスを航行する観光船に、抜き打ち調査によって、48000リラ(5700ドル)の罰金を科しました。

 Hurriyet

8月16日、県の環境・都市化部と沿岸警備隊のチームが、ボスフォラス海峡の観光船と海峡沿いの娯楽場を対象に査察を行いました。環境・都市化部の職員エルギュル・チュナルさんは、「環境条例によって、船舶には音量制限が設けられています。娯楽音の制限は70デシベルです」と言いました。

「音量を超えていた船には48000リラの罰金が科されました。交通規則違反の罰金は4800リラ(570ドル)です」とチュナルさんは言いました。ボスフォラスで営業している観光船に対する制限音量は、1日のうちの時間帯によって変わります。


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外相がNATO事務総長や各国外相とアフガン問題を討議

2021年08月17日 | 国際
8月18日 外交ソースによると、メヴリュト・チャウシュオール外相は、8月16日、NATOのイエンス・ストルテンベルク事務総長とアフガニスタンの最新状況について話し合いました。

 Hurriyet

チャウシュオール外相はまた、アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相、ドイツのハイコ・マース外相、デンマークのイエッペ・コフォズ外相、ジョージアのデヴィド・ザルカリアニ外相、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官、クロアチアのゴルダン・グルリッチ・ラドマン外相、カタールのモハムメド・ビン・アブドゥルラフマン・アルタニ外相と意見を交換しました。

タリバンは日曜、カブールに入り、2001年にアメリカ軍が占領して以来、20年ぶりにアフガニスタンを制圧しました。アフガニスタンは崩壊しました。市民と避難者の安全確保と権力の聖然たる移行が問題です。


NATO事務総長がカブール空港を守るトルコに感謝

イエンス・ストルテンベルクNATO事務総長が、8月17日、アフガニスタンを去る人々が安全に出発できるように、カブール空港の治安を守っているトルコに感謝しました。

 Hurriyet

「NATOにとっていま、最も重要なことは、加盟諸国の人々と、われわれに助力してきたアフガン人たちを安全に出発させることです」と、ストルテンベルク事務総長は北大西洋委員会の会議後の記者会見で語りました。NATO大使たちは日曜、タリバンが首都を奪取した後のアフガニスタンの治安状況について話し合いました。

「NATOは24時間、カブール国際空港の運営を維持するために働いています」と事務総長は言い、空港運営のためにカブールに残っている空港の民間職員約800人に謝意を表明しました。

「また、NATO加盟国の軍隊に感謝します。とくに、トルコ、アメリカ、イギリスは、カブールの空港業務の維持に重要な役割を果たしています」と、ストルテンベルク事務総長は指摘しました。彼によると、NATO加盟国は火曜の会議で同空港に追加のバリケードを送ることを発表しました。

タリバンとアフガニスタン軍の戦いは、外国軍が9月11日に撤退すると発表してから激しくなりました。タリバンは電撃的に軍を進め、日曜には首都を制圧しました。アフガン政府軍は逃亡か投降しました。アシラフ・ガーニ大統領は国を去りました。


トルコはタリバンを含むアフガニスタンの全集団と対話する

トルコはタリバンを含むアフガニスタンの全集団と対話をつづけていると、チャウシュオール外相は言い、アフガニスタンの平和と安定と繁栄のために、トルコは努力を続けるだろうと明言しました。

Hurriyet
ヨルダンの首都アンマンで記者会見するチャウシュオール外相(左)


「わが国はタリバンを含むすべての集団と対話をつづけます。アブドゥラ・アブドゥラ氏も、ハミド・カルザイ氏もまだカブールにいて、タリバンとの話し合いに備えています」と、チャウシュオール外相は、8月17日、アンマンで、ヨルダンのアイマン・サファディ外相との記者会見で語りました。


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メルケル首相がアフガン危機にトルコとのより密な協力を提案

2021年08月17日 | 国際
8月17日 アフガニスタンからの新たな難民の流入に対処するために、トルコと密接に協力すべきだと、アンゲラ・メルケル首相が、8月16日、キリスト教民主同盟(CDU)の密室会議で語ったということです。

 Hurriyet

ビルト紙によると、CDUの上級委員会議で、上記の発言をしたそうです。メルケル首相は、タリバンが急速にアフガニスタンを奪取し、多くのアフガン人が生命の危険に脅えているいま、ヨーロッパへの新たな難民の流入を懸念すると語りました。

メルケル首相は、タリバンの政策によって多くのアフガン人が故国を捨てて外国へ逃げ込もうとしていると考えています。同紙によると、メルケル首相は、ヨーロッパへの難民の流入を減らし、規制するために、アフガン難民を受け入れる国々に人道支援を提供することを提案したそうです。

国連によると、今年初頭から、約350万の人々がアフガン国内で移住し、その中の40万は家を出ることを強いられています。公式数字によると、アフガニスタンの隣国のパキスタンは現在、140万のアフガン難民を、イランは78万のアフガン難民を受け入れています。

ヨーロッパへ行きたいアフガン人とシリア人にとって、トルコは重要な通過点でしたが、2016年のEU=トルコ協定によって、不法難民の流入は大きく減少しました。

トルコがEUを厳しく批判した後、移民に関するより密な協力のための、EUとトルコの話し合いがつづいています。


アフガニスタンから帰国したトルコ市民がカタール空港の混乱を語る

タリバンが首都カブールを制圧したため、8月16日、アフガニスタンから避難してきたトルコ市民たちが、カブールのハミド・カルザニ国際空港のカオスのような雰囲気を語りました。空港には大勢の人々が故国から逃げ出そうと集まっていました。

 Hurriyet

トルコ外務省はアフガニスタンにいるトルコ市民を連れ戻すために避難作戦を始め、ボーイング777-300ER機をカブール空港に送り、342人を乗せて午後4時55分帰国しました。 避難してきた人々はトルコに着くと、アフガニスタンとカブールの空港の状況を語りました。

カブール大学の客員講師ドーアン・オズリュクさんは、タリバンがカブールに近づいてきたとき、トルコ大使館から連絡があって、日曜、安全地帯に移動したと話しました。

「空港では時折り、騒動が起こり、外国へ逃げようと空港の塀を乗り越える人もいて、ついには飛行場ですわりこみ抗議を始めました」とオズリュクさんは言いました。「私たちの飛行機はすわり込みはされませんでしたが、離陸は数時間遅れました」

建設労働者のムサ・ムトゥルさんは、トルコ航空機が離陸しようとしたとき、飛行場に混乱が起こり、飛行機はエプロンに戻らなければならなかったと言いました。「トルコ兵たちがアフガン人を飛行機に寄せづけないようにしてくれて、飛行機は飛びたてました」

「市内で銃撃音が聞こえてきたので、私たちの会社がトルコ航空に連絡を取りました。避難用飛行機が到着しはじめました。私たちは朝早く搭乗しましたが、アフガン人が飛行場に集まっているため、機内で3時間待ちました。飛行機は混乱のため離陸できず、トルコ軍の協力で、ようやく飛び立てました」とムトゥルさんは語りました。

「私たちの前に、アメリカの貨物機が離陸しましたが、飛行機から何人か落ちました。信じられない光景でした」とムトゥルさんは付言しました。「人道的見地からも恐ろしいことです」

カブールのトルコ大使館職員シェノル・チェリキさんは、飛行機の前にアフガン人がいるので、離陸は約4時間遅れたと言いました。「私たちは飛行機の前にいる人たちが気の毒でした。彼らは飛行機の前に身を投げ出していました。私たちはそんな悲しみを見てきました」


イスタンブルのギリシア正教総主教がスメラ修道院のミサを主宰

イスタンブルのフェネル・ギリシア正教総主教座のバルトロメウ総主教が、8月15日、トラブゾン県の歴史的スメラ修道院のミサを主宰しました。

 Hurriyet

コロナ規制のため、「聖母昇天」の日のミサに出席を許されたのは110人だけでした。修道院の内部と周辺は、憲兵隊によって厳しい治安対策が取られました。バルトロメウ総主教は、何十年も閉鎖されていた修道院を修理再開した努力に対して、エルドアン大統領に謝意を表明しました。

また、総主教は、国内の教会から盗まれたイコンが、先週、返却されたことに対しても、トルコ当局に感謝しました。

スメラ修道院は、アルトゥンデレ渓谷の上方300メートルの、マチカ地区カラダー山の斜面の森の中に、岩を穿って建てられています。この修道院はユネスコの世界遺産の暫定リストに入っています。

2010年8月15日、トルコの最も重要な宗教上の観光センターであるスメラ修道院は、文化観光相の許可を得て、88年ぶりに再オープンされましたが、カラダー山の近くで落岩があったため、2015 年にふたたび閉鎖されました。修道院は5年間の修復作業の後、7月1日、一般公開されました。


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トルコは東部国境を陸と空から監視下に置いた

2021年08月14日 | 国内
8月15日 国境での不法活動を防ぐために、現在、トルコ=イラン国境に塹壕が掘られ、組み立て式の防壁と監視塔の建設が進んでいます。

 Hurriyet

防壁の最初の5キロの部分の設置プロセスは終わりました。防壁はイラン国境からの不法移民の入国を防ぐためのものです。安全に建設を行うために、憲兵隊が地雷の撤去作業を行っています。

防壁建設チームは年末までに建設を終えるつもりで、重さ7トン、高さ3メートル、厚さ2.8センチの壁を設置しています。不法越境を止めさせるために、長さ110キロ、深さ4メートルの塹壕も掘られ、有刺鉄線も張られています。

トルコ軍9大隊が、国境の安全確保のために、44の駐屯所で任務に就いています。治安部隊は、この地域の治安管理のために、ヘリコプターとドローンも使っています。


「在カブール・トルコ大使館は活動を続ける」トルコ外相

8月15日、トルコのチャウシュオール外相が、カブールのトルコ大使館は活動をつづけると言いました。

 Hurriyet

トルコの外交上の任務とアフガニスタンにいる職員に関しては、必要な対策がとられていると、チャウシュオール外相はアルジェリアを発つ前の記者会見で言いました。「トルコはカブールのトルコ大使館の活動をつづけます」

「わが国は大きな困難を乗り越えて、事態に備えてきたと、私は断言したい」と外相は言いました。トルコ政府は、アフガニスタンに残ることを選んだトルコ市民たちの安全と平和を確保するために、アフガニスタンの現在の政権と連絡を取っている」


ブルガリアの500年昔のオスマン時代の橋が修復された

ブルガリアにある500年昔のオスマン時代の橋が EU資金の修復プロジェクトで修復されました。

 Hurriyet

ブルガリアの国境の町ハルマンルにあるシャヴシ・パシャ橋の開通式には国内外のゲストが出席しました。エディルネ振興観光協会(ETTDER)とハルマンル町の協力で行われた歴史的な橋の修復作業はほぼ1年かかりました。

ハルマンルのマリア・キルコワ町長は、「この町のオスマン時代の遺産のひとつであるこの橋は修復され、観光ポイントになりました」と語りました。スピーチの後、橋のシンボルであるキイが、橋の修復工事に携わった建築家からキルコワ町長に渡されました。

ETTDERのビュレント・バジオール会長も、オスマン時代の遺産である橋がこのプロジェクトによって修復されたと語りました。

この石橋は1585年、ハンガリーのカニジェ(今日のNagyhaniza)のシャヴシ・パシャの命で架けられたものですが、この町の主要な観光名所になるでしょう。


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「ワクチン未接種者は定期的にPCRテストを受けるべき」保健相

2021年08月13日 | 国内
8月14日 「対コロナ・ワクチン接種は教育とビジネスを続けていくためにマストであるべきです。ワクチンを打っていない人々は、定期的にPCR検査結果で陰性であることを示すべきです」とファフレッティン・コジャ保健相は言い、学校は定時にオープンする予定だとくり返しました。

 Hurriyet

8月11日、保健省の科学委員会の会合後、「とくに生徒の親たちは2度のワクチン接種を受けるか、定期的に感染していないことを証明するチェックを受けるべきです。この問題の詳細はあとで発表します」と保健相は言いました。

「ワクチン接種プログラムは選択や勧告ではなく、義務です。もう選択の余地はありません」と保健相は強調しました。「私は声高く、明瞭に言います。学校はすべて定時に再開します。対面教育を諦めることは不可能です。私たちには重要な仕事があります。私たちは、すべての教師、指導者がワクチン接種をしていることを確かめる対策をとらなければなりません」

保健相はまた、「ワクチン接種計画は順調に実施されていますが、わが国はまだ社会的免疫は達成されていません」と言いました。「不活化ワクチン接種を3回受けている人は、最高レベルに予防されています」とコジャ保健相は言いました。「次に予防されているのは、不活化ワクチンの接種を2度受け、3回目のRNAワクチン接種を受けた人々です」

トルコは1月14日にワクチン接種計画を実施しはじめてから、8100万回のワクチン接種が行われました。現在までに、3100万人が2度のワクチン接種を受け、4300万人が1回目の接種を受けています。3回目の接種を受けた人も620万人います。


トルコ北部の洪水による死者は27人

トルコ黒海地方の町々を襲った洪水は27人の命を奪ったと、緊急管理局(AFAD)が8月13日、言いました。

 Hurriyet

今月、トルコを襲った洪水は北部諸県にカオスをもたらしましたが、その頃、トルコ当局は、2週間にわたって南部海岸地方を荒らした野火が抑制されたと宣言していました。

カスタモヌー県では洪水のために25人が、シノップ県では2人が亡くなったと、緊急管理局が発表しました。バトゥン県では行方不明の1人の捜索が続いています。南部では、洪水と同じ週に火災が起こり、何千ヘクタールもの森林が焼け、8人が亡くなりました。

国連のパネルは「地球温暖化が制御しきれない状況に近づいている。極端な天候がより深刻になるだろう」と言っています。1700人以上の人々が被災地から避難しました。ヘリコプターやボートに助けられて非難した人もいたと、AFADは言っています。

ヘリコプターが沿岸警備要員を建物の屋根に下ろし、街に溢れた洪水のために進退窮まっている人々を救助する映像を内務省がシェアしました。


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トルコはアフガン難民流入に備えてイラン国境防備を強化

2021年08月13日 | 国際
8月13日 タリバンから逃げてくるアフガン人の増加に備えて、トルコはイラン国境に新たな対策を取ったと、フルシ・アカル国防相は言い、トルコはわが国の国境の安全のために懸命な努力をしていると断言しました。

 Hurriyet

「必要な対策はもうすべて取っている。最近の状況下の難民の動きに備えて、わが軍はイラン国境の防備を再点検し、新たな対策を取った」と、アカル国防相は8月12日、イスラマバードで記者団に語りました。

アカル国防相は、パキスタン政府と、両国の結束と最近のアフガニスタンの状況について話し合うため、イスラマバードを訪れました。トルコはまた、カブールの国際空港の管理を継続して行うために、アメリカと話し合っています。

最近のタリバンの急速な進行と主要な諸県の侵略によって、さらに多くのアフガン人が祖国を逃れ、中東や西洋諸国に亡命を求めることが懸念されます。トルコ政府は、大量のアフガン人が合法的にトルコに入国していると主張する野党の批判を受けています。アカル国防相は、「トルコ軍は国境警備に全力を尽くしている。これら批判は事実に反する」と反論しています。

エルドアン大統領は将来、タリバンの指導者と会談するかもしれない

トルコ政府はタリバンとに話し合いをセットしようと努めていると、8月11日、エルドアン大統領は言い、将来、タリバンのリーダーと会談するかもしれないとほのめかしました。

 Hurriyet

「トルコの関係機関は現在、タリバンと話し合うために努めている。おそらく、私がタリバンのリーダーとなる人物と会うことになるだろう」と、エルドアン大統領は、CNNトルコとカナルDの共同ライヴインタビューで語りました。

「タリバンを制御できなければ、われわれはアフガニスタンの平和を達成することはできないだろう」とエルドアン大統領は断言しました。エルドアン大統領はまた、アフガニスタンからの不法移民の問題に触れ、トルコはイラン国境とイラク国境に壁を築いていると言いました。「壁の建設は不法移民がわが国に入るのを防ぐためです」

捕まった不法移民の多くは、トルコの規則によってアフガニスタンに送還されると、大統領は付言しました。トルコはだれでも気軽に立ち寄れる場所ではないと、大統領は強調しました。「われわれはこれらすべての人々を査定し、それなりに対処する」


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「トルコはだれの難民キャンプでもない」AKP広報担当者

2021年08月11日 | 国際
8月12日 何者もトルコを難民キャンプと考えてはならないと、8月9日、現政権・公正発展党(AKP)の広報担当者オメル・チェリキ氏は言い、最近、アフガン人がトルコに向かって逃げはじめたことが問題になっていると語りました。

 Hurriyet

「トルコは関係諸機関と話し合っている。トルコは命の危機から逃れてくる人々は迎え入れる。しかし、それ以外の人々の、難民の名目の乱用は認めない」と、チェリキ氏は記者会見で言いました。「トルコは難民キャンプではない。何者もトルコを難民キャンプと考えてはならない」

トルコはこれ以上、難民の流入を受け入れられないとチェリキ氏は言い、この問題を論じるとき、ファシスト用語を使ってはならないと強調しました。

チェリキ氏はまた、何千人のアフガニスタン人が容易にトルコ領内に入ったという主張を否定し、トルコは国境を守ることができると言いました。彼のこの発言は、2009年以来、アメリカ政府と軍を支援してきたアフガン人に対するアメリカの移民計画に対して述べられたものです。

アメリカはこの計画の中で、アメリカに移住を望む適格なアフガン人にとって、ふさわしい移住先の中にトルコを入れています。「トルコは、アフガン難民の移住に関してアメリカがとった“無責任な”決定を受け入れない。この計画では移住手続きを取るのによい目標国としてトルコを挙げている」と、外務省のタンジュ・ビルキチ報道官は、8月3日、言いました。


トルコは盗まれたイコンをイスタンブル総主教に贈った

8月10日、トルコは、国内の歴史的な教会から盗まれたイコンを、イスタンブルのフェネル・ギリシア正教総主教座のバルトロメウ総主教に贈呈しました。

 Hurriyet

チャナッカレ・トロイ博物館での式典で、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相はバルトロメウ総主教にイコンを贈呈し、信仰、言語、民族に関係なく、国の文化遺産を守るトルコの姿勢を示しました。

イエスとキリスト教の 聖人たちを描いた12点のイコンは、エーゲ海のテネドロス島の古い教会から盗まれたものです。エルソイ文化観光相は、スピーチで、これら美術品は、クロアチア、セルビア、ブルガリア、トルコで同時に行われた反密輸チームによる「アナトリア作戦」で発見されたと語りました。

エルソイ文化相はまた、4122点の歴史的美術品が、外国に密輸される前に押収されたと付言し、トルコはこのような犯罪と戦う決意でいると強調しました。

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トルコは消防航空機2機をギリシアに送る

2021年08月11日 | 国際
8月11日 トルコは猛烈な野火と戦う隣国を支援するために、ギリシアに航空機2機を送ります。ギリシアでも先週から野火が起こっています。

 Hurriyet
ギリシアのデンディアス外相(左)とトルコのチャウシュオール外相


トルコは自国の森林火災がほぼ抑制されたので、ギリシアに航空機を提供すると、ベキル・パクデミルリ農林相が、8月9日言いました。「ギリシアはわが国に航空機を要請しています。わが国はもちろん応じます。森林総局の40トン航空機2機が用意され、外務省の手続きが終わったら出発します」とパクデミルリ農林相は記者団に語りました。

「トルコのチャウシュオール外相がトルコの消防航空機2機をギリシアに送ると言ったのを聞いて、彼に感謝を述べました。チャウシュオール外相はトルコの野火はもう抑制されたと言いました」と、デンディアス外相はツイッターに書いています。


政府は9月のためのウイルス対策を検討している

トルコではコロナ感染の高止まりがつづいているため、政府は、とくに屋内の公共の場をターゲットにした対策を、9月に向け検討中です。

 Hurriyet

政府が観光シーズン中にパンデミック対策を変えることはないと思われますが、9月中旬には、屋内の公共の場で新しいルールが実施されるかもしれないと、当局は言っています。

外出禁止のような全国的な禁止令が出ることはないでしょうが、政府は、屋内の公共の場に入るときはPCRテストの結果が要求されるとか、ワクチン接種をした人と、していない人に適用されるルールなどを含むいくつかの案を検討しています。ワクチンを打っていない人は屋内の公共の場に入れなくなるかもしれないと推測されます。

当局は、9月と11月に、学校やオフィスや商店などの屋内で施行されるルールのリストを決めるでしょう。330万人の公務員のためのルールも設けられるでしょう。公務員にはPCRテストが義務化され、1日おきに無料のテストを受けることが要求されるでしょう。


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