ウイグル問題で論争中の中国が、イズミルの領事館を閉鎖

３月１日　在トルコ中国大使館が、中国は２月２８日をもって、イズミルの総領事館を閉鎖したと発表しました。ウイグル問題に関して、トルコ・中国間で論争が起こっているさなかのできごとです。

　Hurriyet

少数民族のトルコ系ムスリムを同化させようとする中国政府を、トルコは激しく批判してきました。アンカラの中国大使館は、２月２８日、大使館のウエブサイトで総領事館の閉鎖を発表しました。「中国側は、２０１９年２月２８日をもって、イズミルの総領事館を一時的に閉鎖することにした」と、ウエブサイトに投稿された声明文は言っています。

「中国側はイズミルの総領事館を一時的に閉鎖することをトルコ政府に通告した。トルコはこれを理解し、受容した」と声明文は付言しています。この決定が、中国政府のウイグルのトルコ系民族に対する政策へのトルコの厳しい批判を受けたものかどうかには、声明文は触れていません。

中国がウイグルのトルコ系民族に制約を課したことに対して、トルコが２月９日、声明文で中国を厳しき批判して以来、両国の関係は緊張しています。「恣意的に逮捕された、１００万人以上のウイグルのトルコ系の人々が、収容キャンプや刑務所で拷問や政治的洗脳を受けていることは、もはや秘密ではない。拘束されていないウイグル人たちも、厳しい圧力の下にある」と、声明文は言っています。

トルコと中国の貿易量は２３０億ドルに達していますが、イズミルはこの貿易量に８億５０００万ドルも貢献しています。」

トルコは１月、１５０万人の外国人ツーリストを迎えた

トルコを訪れる外国人ツーリストの数は、１月、昨年に比して５．３％増加したと、２月２８日、文化観光省が発表しました。

　Hurriyet

この数字は１５０万人以上の外国人ツーリストが、わが国に入国したことを示しています。トルコで最も人気があるのはイスタンブルで、全ツーリストの６０％が訪れています。１月には、ほぼ９１万９０００人が訪れました。

２番目に人気は、ギリシャとブルガリアと国境を接する、トルコ北西部のエディルネで、１月、１９万人のツーリストを迎えました。次がジョージアと国境を接する黒海岸のアルトゥヴィン県で、ほぼ１１万９０００人の外国人ツーリストが訪れています。

国別にみると、１月、最も多かったのはブルガリア人で、全外国人ツーリストの９％を占めました。次がジョージア人の７．３％、ドイツ人の６．６％。

トルコを訪れる外国人は空路が最も多く、１１０万人の外国人旅行者が空路で入国しました。陸路入国者は４０万８０００人でした。昨年は３９５０万人、２０１７年は３２４０万人の外国人がトルコを訪れました。

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