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「トルコは将来もシリア作戦を断念しない」トルコ外相

2018年12月22日 | 国際
12月22日 トルコはユーフラテスの東の作戦を延期するが、それは将来、作戦を行なわないという意味ではないと、メヴリュト・チャヴシュオール外相が、12月21日、言いました。

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「これはわが国が作戦を断念するという意味ではない。トルコは将来、YPGに対する作戦を開始する」と、外相な、マルタ公式訪問中のTRTの独占インタビューで語りました。トルコはYPGをPKKの分派と見ています。PKKはトルコも、アメリカもEUも、テロリスト集団と認定しています。

チャヴシュオール外相は、ユーフラテスの東の作戦の延期は、“味方同士の戦闘”を防ぐための“必然的な決定”だと言いました。外相はエルドアン大統領に電話でこの決定を伝えた後、トランプ大統領がシリアからの撤退を発表したことに言及しました。


修復中のトプカプ宮殿で、興味深い品々が新たに発見された

現在行われているトプカプ宮殿の修復によって、金貨や銀貨、宝石類、護符、お守り、手紙などが、新たに発見されました。

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中でもミステリアスな品目のひとつは、1871年に書かれた、暗号化された手紙で、スルタン・アブデュルアジズのハレムの宦官長だったジェヴヘル・アー(ダリュスサアデ・アーとも呼ばれた)の印章が押されています。手紙は宮殿のハレムのクローゼットで発見されました。

セラリオと呼ばれたハレムは、最も秘密めいた部分で、オスマンのスルタンたち、妃や妾たち、子供たちが暮らしていました。何百年間、ヒュッレムや、キョセム、ヌルバヌ、ギュルフェム・ハトゥンのような女性たちがハレム内で、“お気に入りの妾”となるために訓練を受けていました。奴隷の身からスルタンの妃となった女性たちもいます。

セラリオには、いま、国内外の多くのツーリストたちが訪れています。400もの部屋があるセラリオには、ほぼ1200人の人々が住んでいました。セラリオの修復は2010年からつづいており、1億リラの費用がかかると思われます。1940年代にコンクリートで補強された部分も、ひとつひとつ修復されました。

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ジェヴヘル・アーの手紙
発見された遺物の中で最もミステリアスで興味深いのは、ハレムの2か所で発見された手紙と封筒です。カラアーラル・メスジディ(黒人宦官のモスク)の3階で見つかった封筒は、オスマン語で皇帝宛に“Azimetlu, veliy'ul azim efendim hazletlerine”と書かれています。

封筒には日付はなく、どのスルタンのために書かれたものかもわかりませんが、封筒は博物館の目録に登録され、解明されるのを待っています。しかし、クズラルアース(黒人宦官長)の部屋の地下で見つかった手紙は、印章も署名もあり、1871年7月21日に書かれたことがわかります。

ジェヴヘル・アーの印章のある手紙は、何か所か暗号になっています。ジェヴヘル・アーは、スルタン・アブデュルアジズの母、ペルテヴニヤル・スルタンに仕えていました。アブデュルアジズがスルタンになると、彼はセラリオの宦官長に任命されました。宦官長はスルタンとその家族に最も近い人物でした。

手紙の暗号は解けなかった
ジェヴヘル・アーに送られた手紙の内容を知るために、博物館職員は2つの大学のアラブ語科に手紙を送りました。翻訳オフィスとアラブ語を話すガイドも手紙を読みましたが、彼らもいくつかの単語がわからず、手紙は暗号化されているのかもしれないと力説しました。

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呪文、護符
修復中、他にも興味をそそられる遺物が地中と古いクローゼットで発見されました。専門家が埃を落とすと、それは100個以上の金貨と銀貨で、アブデュルアジズの父のマフムード2世の印章がありました。イアリング、指輪、ネックレスのような宝石類と、ハサミ、カギ,針、ボタンのような日用品も見つかりました。

クローゼットの後ろに落ちていた布きれ、片方だけのスリッパー,刺繍入りのドレスの端布も、手紙やお守り、呪文も発見されました。クローゼットの扉の上には、綿に包まれた爪や歯が、まじないとして置かれていました。


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