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外国人戦闘員流入阻止のトルコの努力を英国外相が賞賛

2015年01月24日 | 国際
1月23日 イラクとシリアのイスラミスト戦闘員に参加しようとする外国人戦闘員の流入を阻止するために、トルコはよくがんばっていると、イギリスのフィリップ・ハモンド外相が賞賛しました。

 Hurriyet
 
クルド人がコバネと呼ぶシリアの町アイン・アルアラブの丘の頂上に立つ旗のそばに、イスラム国の戦闘員たちがいるのが、シリア=トルコ国境から見える。


1月22日、イラクのハイデル・アルアバディ首相とアメリカのジョン・ケリー国務長官とのロンドンでの会談後の記者会見で、「トルコは国境を越えようとする人々を阻止するために、すばらしい努力をしている」と、ハモンド外相は言いました。

1月22日、イギリスの2つのメディア「ザ・タイムス」と「ジ・インディペンデント」が、
「トルコとシリアの国境は800キロ以上あるのだから、戦闘員の流入は止められない」というトルコのダヴトオール首相の発言を引用しました。「トルコの首相の言うことは、もちろん正しい。トルコは長い国境線を100%守ることはできないだろうが、トルコは非常によくやっている」とハモンド外相は言いました。

ハモンド外相とケリー国務長官とアルアバディ首相は、1月22日、イラクとシリアの広い地域を制圧している過激派集団に対して団結して戦うために、21か国の代表とともにロンドンで会議を行いました。イラクのアルアバディ首相は、国を引き裂いた過激派集団に対して、イラク政府へのさらなる支援を求めています。

アメリカ率いる連合軍は、ISILに対する空爆を約5か月間行っています。ケリー国務長官は、空爆はISILの前進を止め、ある地域では押し戻す効果をあげていると言っています。


客の食べ残しを食べたシリア人の子供が殴られた

イスタンブル・シリンエヴレルのバーガー・キングで、客が食べ残したフライを食べたシリア人の子供が、店のマネジャーに殴られたとCumhuriyet 紙が報じました。

 Hurriyet
 
けがをした子供にティシュを差し出す人も。


ファーストフード・チェーンで起こったこの事件は、目撃者が、血を流してすわっている子供の写真をとってウエブ上にシェアしたため、大きな反響を呼びました。トルコでバーガー・キングのライセンスを持つTABフード社は、1月23日、事件後、支店のマネジャーを解雇したと発表しました。

「わが社のレストランのフランチャイズのひとつで不幸な事件が起こったことを、わが社は悲しみを持って発表します。この事件を許容できないわが社は、問題のレストランのマネジャーの雇用契約を打ち切りました」という声明文が発表されました。

会社はシリア人の子供に賠償金を支払うかという質問には、バーガー・キングの担当者は、従業員の解雇でじゅうぶんだと思うと答えました。「わが社にはおよそ1万人の従業員がいます。問題の人物の雇用契約を取り消すことでじゅうぶんだと思います」

・・・食べ残しを食べた子供を殴るなんてひどい話ですけれど、それが大事件になったと聞いて、少しほっとしました。シリア難民150万人、こんな事件も起こるでしょう。


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