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60歳以上の人とリスク・グループのワクチン接種が始まる

2021年03月29日 | 国内
3月28日 「政府はコロナワクチン接種キャンペーンを推進しているが、60歳以上の人とリスク・グループの接種が始まる」と、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

トルコは1月14日、中国の製薬会社シノヴァク社のワクチン接種を始めました。現在までに、約1500万回分のワクチンが接種され、820万人が1回目の接種を受け、640万人が2度目の接種も受けました。

「60歳以上の市民は配偶者とともにワを受けることになります。リスク・グループの接種も始まります」と保健相は3月27日、ツイッターで言いました。

保健相によると、病的肥満の人、悪性腫瘍のあるガン患者、透析を受けている人、ダウン症の人、免疫抑制の治療を受けている人たちは、ワクチン接種が優先されます。

トルコはすでに140万回分のファイザー・バイオンテクのワクチンを受け取っていいます。4月までには450万回分になるでしょう。コジャ保健相はまた、「ファイザー・バイオンテクから、さらに3000万回分を受け取ります。ロシアのスプートニクーVのワクチン調達のための交渉も始まりました」と、コジャ保健相は付言しました。


イズミルで古代の採石場が見つかった

イズミルで、ヘレニズム時代とローマ時代に使われていた採石場が、4年間の地表調査で出土しました。

Hurriyet

古代都市スミルナの発掘隊長アクン・エルソイ准教授によると、石のブロックや柱は、古代の採石場からスミルナに運ばれていたそうです。下処理された石のブロックは、川底を滑らせ、船に積まれて古代スミルナ港に運ばれたと、准教授は言っています。

採石場から資材となる石を切り出し、建設現場に運ぶのは、非常に困難で、費用のかかる仕事だと、エルソイ准教授は言いました。「当時、港に運ばれた石材は、適当な場所に集められてから、雄牛に引かせて建設現場に運ばれたと思われます。例えば、スミルナのアゴラに運ばれ、そこで精製されてから、建設現場で使われたのでしょう」

エルソイ准教授によると、古代の記念碑的建築物には、採石場は不可欠でした。「とくにローマ時代、スミルナが繁栄し、記念碑的建築物が多く建てられるようになると、その需要に応えるために、採石場の作業も活発になったでしょう」

4年間の調査は文化観光省の認可とイズミル市の支援を受けて、イズミル・キャティプ・チェレビ大学が行いました。トゥンチ・ソイエル・イズミル市長は、「イズミルが“新しいエフェスス”になることを期待しています。イズミル市は、2023年のトルコ共和国100周年記念に、スミルナの古代劇場でコンサートを催して祝おうと考えています」と語りました。


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