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ラマザンの断食時間の長さが論争に

2012年07月29日 | 国内
7月29日 イスラム圏では目下、ラマザン(断食月)中です。暑い盛りの断食はらくではありません。
宗教家の中には、「トルコ人は必要以上に長い断食をしている」と主張する人たちがいます。「夜明けとはいつか」が論争になっているのです。

 Hurriyet

イスラム団体「シュレイマニエ・ヴァクフ」は、宗教庁の誤った指導によって、トルコのイスラム教徒たちは他国より70分長く断食をしていると主張しています。宗教庁の断食時間の算出はまちがっているというのです。
宗教庁は昨日、この主張は受け入れられないという声明を出しました。

昨年から宗教庁に協力している天文学者チームのリーダー、サジト・オズデミル博士は「天文学的には、太陽が地平線から18度の位置にあるときを夜明けとしています。しかし、宗教集団は19度の位置を夜明けとしている。トルコ以外のイスラム国は、夜明けの時間をきちんと研究して決めているわけではないのです」と言っています。

しかし、「シュレイマニエ・ヴァクフ」のアブデュルアジズ・バユンドゥル教授は「宗教庁はトルコのムスリムをミスリードしている」と告発しています。 

・・・たかが70分でも、おなかをすかせて、断食明けを待つ人には大きいですね。


  エルドアン首相、ロンドンでオリンピック選手を激励

エルドアン首相とエミネ夫人は昨日、トルコ対アンゴラのバスケットボール戦を観戦。トルコは72:50で勝利しました。

 Hurriyet

試合後、首相夫妻は選手のロッカールームを訪れ、選手たちにおめでとうを言いました。
夫妻がロッカールームを出た後、近づいてきたトルコ人記者に首相が応じようとしたところ、オリンピック会場の治安要員が首相を制止し、VIP席を離れないようにと言ったそうです。
「きみ、失礼じゃないか」と首相は治安要員に文句を言ったとか。

 Hurriyet

・・・サッカーの名フォワードだったエルドアン首相、スポーツには熱くなりやすいのでしょう。


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