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ルノーの労働争議は合意に達し、生産が再開した

2015年05月27日 | 国内
5月28日 フランスの巨大企業「ルノー」のブルサの工場では、給料と労働条件に関する争議でストライキがつづいていましたが、5月27日、争議は労使の合意で終わったと、会社側が発表しました。(5月21日、24日の頁参照)

 Hurriyet

「自動車業界に波紋をおよぼした争議が、この合意で終焉することを望む」と、ルノーとオヤクの共同企業「オヤク・ルノー」は声明書で言いました。工場の操業は5月27日朝、再開しました。同社は、労働者に週休1000トルコリラ(370ドル)を支払い、1か月以内に労働条件の改善の検討を終えると言っています。

経営陣はまた、成績を基盤にした年次ボーナスも支給することを認めました。「重要なのは、この争議で、労働者のだれも、法的に訴えられたり懲戒処分を受けたりしていないことだ」と会社側は言っています。

労働争議は5月14日、「オヤク・ルノー」と、イタリアのフィアットとトルコのコチ・ホールディンが所有する「トファシュ」のブルサ工場で始まり、その後、「フォード」のトルコ部門や「フォード・オトサン」など、自動車部品メーカーにひろがりました。

現在、エスキシェヒルの「フォード・オトサン」のイノニュ工場以外、自動車工場のほとんどは、労使間の交渉が終わり、生産が再開しました。フォード・オトサンの経営陣は26日、文書で労働者に抗議活動を止めるよう要請しました。


スペイン政府がトルコのユダヤ人のスペイン国籍を認める

1492年のスペインの宗教弾圧で、異教徒である多くのユダヤ人がスペインから追放されたのは、ご存じのとおり。追放されたユダヤ人をオスマン帝国の時のスルタンが船団まで差し向けて迎え入れたことも、トルコ通ならご存じでしょう。その歴史に基づいて、トルコに住むユダヤ人に、お望みならスペイン国籍をあげましょうという法案が、まもなくスペイン議会を通過するようです。
15世紀末のことを、今頃になって・・・スペインて、おもしろい国ですね。


トルコに住むユダヤ人の反応もさまざま。EU圏を自由に動けるように、スペイン人ンになっちゃおうかなといういう人も、父祖代々生きてきたトルコこそ、わが祖国、スペイン人になんかなりたくないという人もいます。NYタイムスが取材したトルコのユダヤ人の法案に対する反応もいろいろ・・・

イスタンブルで働くグラフィック・デザイナーのラフさん(25)。「トルコの国粋主義者の嫌がらせを受けたくないから姓は言わない。トルコには仕事のチャンスがないし、いろんな理由で移住したい。ユダヤ人社会に対する差別は微々たるものだけど」NYタイムスによると、移住したいというユダヤ人は少なくないそうです。

ユダヤ人向け週刊紙「シャロム」のコラムニスト、セリン・ナシさんは「トルコ政府はユダヤ人との関係を改善するために、積極的な行動をとってきました」と言っています。ブルサ・ユダヤ人財団会長のレオン・エンネカヴェさん(70)は、「いや、むしろ、私たちユダヤ人社会は、トルコで大事にされ、尊敬されてて来ましたよ」


 「ときどきダイアリー」

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