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子犬を救った高校のロボット・チームがスタンフォード大の招待を受けた

2017年02月27日 | 国際
2月27日 イスタンブルのベイコズ地区で、深い井戸に落ちた子犬を、レスキュー隊が救った話を、この頁でご紹介しましたが、ご記憶でしょうか。イスタンブルの高校生のロボット・チームがつくったロボット・アームが、子犬救出に役立ちました。

 Hurriyet

ロボット・アームを開発した高校生グループがスタンフォード大学から招待され、北カリフォルニアの名門大学のロボット研究所を見学することになりました。子犬を救うためにロボット・アームを開発したのは、バフチェシェヒル科学技術高校のロボット・チームのメンバーたちです。クユと名づけられた子犬のストーリーがネットでひろがり、子犬を救った装置を開発した高校生たちの働きがソシアルメディアで話題になりました。

Hurriyet

高校生たちの働きに感動したスタンフォード大学コンピュータ科学部のロボット研究所のキャティブ所長が、高校生チームに手紙を送り、同大学内の研究所に高校生たちを招待したのです。高校生たちはツイッターの頁に、「私たちは招待を受けて、スタンフォード大学に行きます。とても、とてもハッピーです」と書きました。

チーム・リーダーのアヌル・ジジ君はHurriyet紙に、彼らは4月にスタンフォード大の研究所を訪ねる予定だと語りました。「私たちはクユのために開発した装置のほかに、10個の装置をつくり、レスキュー隊に提供します。私たちは、若者も必要なときには役に立つことを、人々に示すことができました」


FETOメンバーがシリア難民のようにギリシャへ逃げている

フェトフラー・テロリスト組織(FETO)のメンバーが、身元を隠し、シリア難民のようにギリシャに逃げているそうです。FETOは2016年7月15日の未遂クーデターを組織したと考えられています。

 Hurriyet

トルコから逃げようとするクーデター容疑者たちは、トルコ北西部エディルネ県のスバシュ村、カドゥドンドゥルマ村、カラユスフル村、セレム村に集まって、マリツァ川対岸の、ギリシャのソフル村とディメトカ村に渡っているそうです。これはヨーロッパに行こうとするシリア難民が使うルートと同じです。

スバシュ村の住民の話によると、「ギリシャに渡ろうとする連中は暗くなるまで、村の林の中で待ち、灌漑用水路や野原や小道をたどって、1000~1500メートル離れたマリツァ川へ行きます。そこで2人の人間運び屋が、彼らを小舟に分乗させて、ギリシャへ連れて行きます。ギリシャに着くと、彼らは他のFETOのメンバーたちと落ち合い、コモティーニ地方の安全な家に定住します]ということです。

この問題について詳しいあるガイドは、スバシュ村やカドゥドンドゥルマ村の周辺の警戒は非常に厳しいと言い、人間運び屋はゴムボートを使っているのだろうと言っています。

・・・私、ギリシャ東部のコモティーニなど、ギリシャ国籍のトルコ人が多く住むところを旅したことがありますが、トルコ語がフツーに話され、トルコの田舎の村と同じ雰囲気でした。コモティーニに逃げ込めば、彼ら、暮らしていけそうな気がしますね。海を渡るより、川を渡るほうが危険ははるかに少ないし。


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