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「トルコ抜きのEU拡大は重大なミスだ」エルドアン大統領

2018年03月28日 | 国際
3月28日 エルドアン大統領は、3月26日、「EU拡大政策からトルコを除外するのは、ヨーロッパにとって重大なミステークだ」と、ブルガリアのヴァルナで行われたトルコ=EUサミットでの共同記者会見で言いました。

 Hurriyet
左からEUのボリソフ議長、欧州理事会のトゥスク議長、トルコの
エルドアン大統領、欧州委員会のユンケル委員長


「わが国の対テロ作戦は、わが国とシリアの安全保障のみならず、ヨーロッパの安全保障にも貢献している」と大統領は言いました。「わが国はいま、テロとの戦いという微妙な問題で、ヨーロッパの強力な支持を期待している.。不公正な批判は要らない」

「私は、今日、皆さんとともに、EUとトルコ間の信頼回復への第一歩を踏む出したい。トルコとヨーロッパの関係の困難な時期は終わったと思いたい」とエルドアン大統領は言いました。

トルコ国民のシェンゲン圏内のビザなし渡航に関して、エルドアン大統領は、「トルコ政府は金曜に、EU委員会に必要な書類を提出した」と言いました。「われわれはEU側に、この仕事はできるだけ早く終わらせて欲しいと言った」

大統領はまた、トルコ政府はEUとの関税同盟を改新する手続きが始まることを期待していると言いました。

協力を深める
エルドアン大統領はさらに、キプロス問題についても語りました。「キプロス問題の進展はおいて、国際法に従えば、キプロス島周辺の天然資源に関する問題にはトルコ・キプロスも関与する同等の権利がある」

大統領はまた、EU諸国に、バルカンの安定と繁栄のための協力を要請しました。「シリア、イラク、パレスチナ、エルサレム、イエメン、ロヒンギャ、アフリカのような国際問題に関して、協力を深めていこうではないか」と、エルドアン大統領は言いました。


カラビュユクでユニークな建物の図書館が話題に

北部カラビュユク県の図書館のユニークな建物が人々の関心を集めています。この図書館、なんと本棚の形をしているのです。

 Hurriyet

この建物の発想はアメリカのカンサス・シティの公共図書館がモデルだそうです。図書館はトルコの博愛主義者キャミル・ギュレチ氏の支援で、カラビュユク大学に建てられ、6万冊の本と、600万部のデジタル刊行物が収蔵されています。

キャミル・ギュレチ図書館は最先端技術を装備しています」大学の考証学部のオズジャン・ビュユクゲンチ部長は言いました。「学生たちはセルフ・チェック・システムが装備されたキオスクで、本を借りたり返したりできます」

図書館間システムによって、学生たちは、トルコ全国の図書館の本をオーダーできるそうです。「探している本が、うちの図書館になく、全国192の図書館のどれかにある場合は、オーダーすれば、3日以内に本が届きます」

10か月前にオープンしてから、45万人の人がこの図書館を利用していると、ビュユクゲンチ館長は言いました。図書館は週末を含めて24時間オープンしているそうです。

トルコはいま、全国図書館週間です。1964年以来、毎年、3月の最後の週が図書週間とされ、イベントが行われています。図書館週間の目的は、子供たちに読書の習慣をつけさせ、図書館の改善のための意識を喚起することにあります。


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