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対IS作戦は続行中。警察が容疑者20人を拘束

2017年01月19日 | 国際
1月19日 クラブ「レイナ」の襲撃犯アブドゥルカディル・マシャリポフがイスタンブルのエセンユルト地区で逮捕された翌日、トルコ警察は北西部ブルサ県と南東部シャンルウルファ県で、対IS作戦を行いました。

 Hurriyet

ブルサ警察は、クラブ「レイナ」のテロ攻撃に関与したと思われる27人のIS容疑者と、子供29人を捕えたと、1月18日、アナドル通信が報じました。対テロ警察は、コンヤでマシャリポフといっしょに暮らしていた容疑者1人と周辺の人々を探すため、コンヤ県のニリュフェル地区とギョクスー地区の7か所の住居の同時手入れを行いました。

この手入れで、警察は、6か所の住居で、15人の女を含む27人の容疑者と子供29人を捕えました。容疑者たちはタジキスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、ウーウル出身者でした。警察はまた、1軒の無人の家から、パスポート40通、偽造身分証明書38通、携帯電話15の個を押収しました。この家はM.S.とN.S.という2人のタジキスタン人のオーガナイザーが使っていました。

M.S.とN.S.はイスタンブルやイズミルやブルサで、歯医者、医者、ビジネスマンと自称して、ISのメンバーのために何軒かの家を借りていました。これら住居を利用した容疑者たちも、偽名と虚偽の職業を名乗っていました。

また、ISの密使の1人が、18日、シリア=トルコ国境近くの家の家宅捜索で捕まりました。密使アブド・マッホは南東部シャンルウルファのアクチャカレ地区からトルコに入国して捕まったと、ドーアンニュースが報じました。マッホはテロ組織のために武器や弾薬を運んでいました。彼が指摘した場所を掘ると、袋に入れて埋められた弾薬や、自爆ベストをつくるための材料が出てきました。

これまでトルコで起こったテロ攻撃に使われた資材は、同じ人物たちが運び込んだと、警察はかんがえていま。


内戦が始まってから、18万人のシリア人がトルコで生まれた

トルコ保健省によると、この5年間で、およそ18万人のシリア人がトルコで生まれています。保健省によると、2011年4月から2016年9月までの間に、流血の内戦から逃れてきた難民の中の17万7568人の女性が、トルコで子供を産んだそうです。

 Hurriyet

トルコにはすでに、戦いを逃れてきた300万人のシリア難民が住んでいます。これは世界のどこの国よりも多数です。トルコは難民を支援し保護するために、250億ドルを費やしました。難民の中には約100万人の子供がいます。子供難民の数でも、トルコは世界一です。

難民に対するホスト国の責任には、寝食を提供するだけではなく、健康管理や、教育、その他のサービスも含まれます。保健サービスは、難民キャンプ内の8つの野戦病院と65の保健センターで、無料で提供されています。

「アラブの春」の一環として起こった親民主主義の抵抗運動を、バシャル・アルアサド政府が厳しく取り締まった2011年初めから、シリアは悲惨な内戦状態にあります。内戦勃発以来、多くの人々が死の恐怖から故郷を去りました。

トルコとロシアの仲介で全国的な停戦がなり、アスタナで行われる会談は、6年間の戦争の政治的解決を促すことを目標にしています。


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