トルコのトピックス

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フィダン外相が国連にイスラエルの攻撃を止めさせるよう促した

2024年09月28日 | 国際
9月29日 トルコのハカン・フィダン外相は、金曜、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のパレスチナとレバノンでの軍事行動に関して、国連に強く警告しました。

 Hurriyet
国連にイスラエルについて警告するフィダン外相(前列右端)


フィダン外相は、中東を中心にした国連安保理の会議でスピーチし、イスラエルのの激烈な攻撃について語りました。「イスラエルは際限なく攻撃をつづけ、レバノンも標的にされ、いま、われわれは未知の海にいる想いです」とフィダン外相は言いました。「激しい爆撃が、市民と軍隊の見さかいもなくつづいています」

イスラエルがベイルートの南部を激しく空爆した後、フィダン外相はこの発言をしました。イスラエル軍はヒズボラの主要な本部を目標にしたと主張しています。

フィダン外相は国連安保理に重要な責任を果たすよう促し、「私はあなた方皆さんに、この戦争とイスラエルの攻撃を止めさせるよう要請します」と語りました。

「いま、われわれは刃の前にいます。厳しい転換期にいます・・・われわれの、いわゆる価値あるルールに基づいた秩序は、めちゃくちゃになっています。日を追うごとに、この腐敗は取り返しがつかなくなります。ガザの野蛮な戦争が西岸やレバノンにひろがる前に、止めるように説得するのが分別というものです」

国際的な関係国は、この元凶に影響を与える手段を持ちながら、断固とした行動をとろうとしないと、フィダン外相は批判し、ガザの即時停戦を呼びかけました。


エルドアン大統領夫人はニューヨークで文化外交に活躍した

ファーストレディのエミネ・エルドアン夫人は第79回国連総会でニューヨークに滞在中、一連の文化的な外交イベントを主催しました。

 Hurriyet

エルドアン夫人は今回の訪問について「私たちはニューヨークでわが国の文化遺産を世界に示し、友情を暖め、関係強化のための一歩を踏み出しました」と、Xに投稿し、この活動が世界平和のための一助になれば嬉しいと語りました。

5日間の滞在中、「廃棄物ゼロに関する国連諮問委員会」の議長を務めるエルドアン夫人は、多くの要人に会い、ニューヨークのトルコの外交本部である「ターキッシュ・ハウス」で多くのイベントを開催しました。

ニューヨーク滞在中の彼女のハイライトのひとつは、「花嫁の宝;オスマンとアナトリアの嫁入りの旅」と題したショウで、彼女は世界の首脳夫人たちを迎え、伝統的なトルコのおもてなしを見せました。

夫人はまた、「アフリカの香り:文化・料理・友情の饗宴」と題したイベントを主催し、アフリカの文化と料理に光を当てました。

また、彼女は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長や、「国連持続可能な開発解決ネットワーク」の会長ジェフリー・サックス氏とも会談しました。

彼女はまたアメリカのファーストレディ、ジル・バイデン夫人主催の昼食会に出席し、アメリカの黒人解放運動のリーダーだったマルコムX氏の令嬢イリアサ・シャバズさんをターキッシュ・ハウスに招きました。


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「わが国はトルコとのよりよい関係を模索しつづけている」ミツォタキス首相

2024年09月28日 | 国際
9月28日 ギリシアのキリアコス・ミツォタキス首相は、「ギリシアはトルコとの関係改善のための新たな道を模索し、さらなる協調を推進している」と再確認しました。

 Hurriyet
ギリシアのキリアコス・ミツォタキス首相


ミツォタキス首相は,40余年間、未解決の大陸棚や排他的経済水域に関する論争に言及し、「しかし、これら問題は未解決でよいということではない」と付言しました。

ミツォタキス首相は国連総会のスピーチで、「私はこれまでにトルコのエルドアン大統領と6回も会談しています」と語りました。「われわれはトルコとの関係を改善する方法を模索しつづけています。気候変動や移民問題など共通の問題で、トルコと協力する可能性はあります。われわれは緊張状態になるのを防ぐために、コミュニケーションのチャンネルを開いています」

ミツォタキス首相は、国際法に従った海事管轄権に関するエルドアン大統領の発言に賛意を表明し、「チャンスの窓は開いていると、私は固く信じています。われわれはこのチャンスをつかむ勇気を持ち、賢くあるべきです」と語りました。

キプロス問題に関しては、ミツォタキス首相は2国家解決は受容できないと、くり返しました。トルコは2国家解決を支持しています。エルドアン大統領は国連総会で、キプロスに関して、連邦方式は、いまや完全に正当性を失っていると語りました。


トルコはレバノンからの避難民を受け入れる用意がある

イスラエルとレバノン間の緊張がエスカレートする中、トルコはレバノンからの市民や外国籍者の避難を受け入れる用意があると、9月26日、情報筋が国内メディアに発表しました。

 Hurriyet

防衛省は外務省と協調して状況を綿密に監視し、避難が始まる事態に備えていると、情報筋は言っています。「TSK(トルコ軍)」は市民と外国籍者をレバノンから安全に避難させる手段も能力も持っている」

「人道的援助はレバノンからの要請と安全性の状況に従って、他の機関とも協力して行う」ということです。9月25日、トルコの支援機がベイルートに着陸し、30トンの人道支援物資と医療品を届けました。

トルコ当局はカオスの拡大を防ぐために、早急に対策をとる必要があると力説しています。「一刻も早い停戦と永続的平和を確保するための早急な手段をとることが重要です」と情報筋は言い、国際的組織、とくに国連安保理は、急遽、地域の平和を調停する行動をとるよう勧告しています。

イスラエルの5日間のレバノン攻撃で、90,000人以上の人々が移動させられ、ヒズボラがハマスを支援して、北部イスラエルにロケットを撃ちこみはじめてから、レバノンでは20,000人の人々が移動を余儀なくされています。


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