トルコのトピックス

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アンタリヤを襲った火災鎮圧に消防隊は奮闘した

2023年07月25日 | 国内
7月26日 激しい熱波の中、トルコ各地で山火事が起こっていますが、最近、ツーリストに人気のアンタリヤのケメル地区でも火災が起こり、消防隊が鎮圧に努めました。

 Hurriyet

世界各地と同様、トルコも最近は記録破りの熱波と高温に見舞われ、消防隊は多くの森林火災と戦いつづけています。消防隊はほとんど毎日、厳戒態勢で、次々に起こる火災と戦っていますが、7月24日午後9時8分、アンタリヤのケメル地区でも山火事が起こりました。

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相は、消火活動について、火災は日が暮れてから始まったので、空からの消火は不可能だったと言いました。「火災は夜間に100ヘクタールにひろがり、朝までに120ヘクタールに達しました」

「火災エリアは国立公園の中なので近づけませんでした。森の中の道も限られています。消防隊は夜間がんばって、森の道に近づきました」とエルソイ文化観光相は言いました。

1050人の要員、200台以上の車両、10機の航空機と22機のヘリコプターが現場に集められたと、文化観光相は語り、7月25日は風が強くなかったtので、消防隊はその日のうちに火災を鎮められたと言いました。

エルソイ文化省はまた、「火災はいままでに住宅街まではひろがっていませんが、ケメル国立病院は用心のため、避難しました。通院のクリニックは診療をつづけています」と語りました。


「2022年トルコへの移民が減少した」統計局

トルコ統計局(TUIK)の報告によると、外国からトルコへ移民する人々の数は、2022年、前年に比して33.2%減少し、総計494,052人になりました。

 Hurriyet

トルコに移民した人々の統計を細かく見ると、移民の52.9%は男性で、47.1%が女性でした。これら外国から来た人々のうちの94,409人はトルコ市民で、399,643人は外国籍でした。

一方、トルコから外国へ移民した人々の数は、2022年は前年に比して62.3%と著しく増加し、総計466,914人に達しました。統計によると、彼らの55.7%が男性で、44.3%が女性でした。これら移民の中の139,531人はトルコ市民で、327,383人は外国籍でした。

2022年にトルコに移民した人々の年齢層を分析すると、移民の最多数は25歳~29歳グループで、ぜんたいの12.2%になりました。次が20歳~24歳グループで11.7%、30歳~34歳グループが11.3%でした。

2022年に移民先にトルコを選んだ外国籍者は、ロシア連邦の市民が最も多く、ぜんたいの25%でした。次がウクライナで8.1%、イラン6.5%、アフガニスタン5.4%、イラクが4.8%でした。


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ローザンヌ条約100周年

2023年07月25日 | 国内
7月25日 トルコは7月24日、ローザンヌ条約100周年を迎え、近代国家として正式に認められた画期的な条約が締結された日を祝しました。

 Hurriyet

1923年7月24日に締結されたこの条約は、第一次世界大戦を終結させる協定として歓迎されました。また、この条約は、英国、フランス、イタリア、ギリシアの占領軍に対する独立戦争後のトルコ共和国の基礎を確立する、極めて重要な役割を演じました。

こ条約締結という歴史的出来事を記念して、いくつかの非政府組織や自治体は一連のイベントを開催しました。首都アンカラでは、チャンカヤ地区がさまざまな協会と協力して、大祝賀プログラムを用意し、心に響くコーラスのコンサートで盛り上げました。世界的に有名な作曲家で指揮者のギュレル・アイカル氏が、条約100周年に捧げる賛歌を作曲しました。

イスタンブルでも、100周年を記念する多くのイベントや集会が行われました。イスタンブルの沖合の島、ヘイベリアダの博物館では、ローザンヌ条約の重要性に関する討論会が行われました。また、シシリ地区では、条約100周年を記念して、「平和の世紀」と題した展覧会とパネルディスカッションが開催されました。

ローザンヌ条約はトルコの歴史に消えることのない痕跡を残し、国境を正確に規定し、新しく形成された共和国に、非ムスリムのマイノリティが共存する条件を明確にしました。


学者たちがエフェスの遺跡をヴァーチャル世界で再現した

古代都市エフェスがビルギ大学の教授によってヴァーチャル世界で再現され、3人の学生たちがツアガイドとしてヴァーチャル世界に登場しています。

Hurriyet

ビルギ大学電気・電子工学科のアフメト・デンケル教授は、古代都市エフェスをヴァーチャル世界で再現することを思いつきました。デンケル教授はアルテミスの神殿が展示されている世界の博物館を見てまわり、情報を集め、まず、神殿を三次元のオンラインで再現しました。

教授の学生たち、セレン・フェム・ギョンギュルデュさん、エジェム・シザン・ウラシさん、デニス・ナズ・デミルタシュさんもこのプロジェクトに参加しました。3人の学生たちはツアガイドとして、ヴァーチャルの古代都市に登場しています。

ケルスス図書館、アルカディア通り、競技場、港、アゴラ、セラピスの神殿、ハドリアヌスの神殿、アンドロクロス記念碑など、この古代都市の最も重要な建造物を、教授と学生たちはヴァーチャルに創造しました。

ヴァーチャル・リアリティの眼鏡をかけてアクセスできるヴァーチャルのエフェスの遺跡では、ユーザーは通りを歩き、建物の内部に入ることができます。

ヘレニズム時代とローマ時代の最も輝かしい時代に存在した都市エフェスは、263年にゴート族に破壊されました。その後、都市は放置され、廃墟と化しました。世界七不思議のひとつとされるアルテミス神殿の破片は、持ち去られ、世界中の博物館にあります。


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