トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

エルドアン大統領が日本の天皇の即位式に出席する

2019年09月07日 | 国際
9月7日 エルドアン大統領が、10月22日に行われる日本の徳仁天皇の即位式に出席すると言いました。

 Hurriyet

「10月22日23日、日本の天皇の即位式に出席する」と、エルドアン大統領が、9月7日、エスキシェヒル県の「オドゥンパザル近代美術館」の開館式で語りました。5月1日、日本の徳仁天皇は,父君の明仁前天皇の後を継いで即位しました。

エルドアン大統領はまた、オドゥンパザルはユネスコの世界遺産の暫定リストに入っていると言い、古い歴史と史跡を持つエスキシェヒルは、最高の観光地のひとつだと付言しました。

この美術館は日本建築とオスマン建築を近代的に集約したものだと、大統領は言いました。「トルコは文化と美術の面で、あるべきレベルに達した。われわれは大統領官邸に、わが国最大の図書館を建てた。図書館は10月29日の“トルコ共和国の日”に開館される予定」

エルドアン大統領はまた、イスタンブルの「ラミ砲兵隊宿舎」が市内最大の図書館に改装され、トルコだけでなく世界でも重要な図書館のひとつになる」と言いました。宮島昭夫・駐トルコ日本大使や、遠山敦子・元大使も開館式に出席し、スピーチするでしょう。

宮島大使は、オドゥンパザルの美術館はエスキシェヒルを訪れる人を増やし、日土の結束にも貢献するだろうというメッセージを贈りました。日本の著名な建築事務所・隈研吾&アソシエーツが設計したこの美術館は、オスマン式のドームを持ち、日本の伝統的な建築様式とオドゥンパザルの民家の建築様式を取り入れたものになっています。


アメリカがトルコの治安レベルを引き上げた

 アメリカ国務省は9月5日、アメリカ人旅行者のためのトルコの治安脅威警告をレベル3からレベル2に下げました。

 Hurriyet

「これに伴って、ドイツ、フランス、イギリスのようなヨーロッパの主要な国々も、トルコの治安レベルを同様のレベルにした」と、駐トルコ・アメリカ大使館の報道官が、9月6日、ヒュリエット紙に語りました。アメリカ人旅行者にとってトルコの治安状態が改善されてきたという評価が、治安レベルのアップの根拠になっています。

しかし、トルコ南東部は依然レベル3で、シリアとイラクと国境を接する地域はまだレベル4のままです。イラクとシリアの国境に近い地域は、テロの危険があると、アメリカ当局は警告しています。「トルコとシリア、トルコとイラクの国境近くは、まだテロ・グループの攻撃や武力紛争がつづいているから、旅行しないこと。これらの地域では、自爆テロ、待ち伏せ攻撃、車の爆発、即席爆発物、銃撃などテロリストの攻撃が起こっている」


マニサでヘレニズム時代の神殿が発掘された

西部マニサ県の古代都市ティヤテイラで行われている考古学発掘で、ヘレニズム時代とローマ時代の神殿が発掘されました。

 Hurriyet

長方形の神殿には、イオニア建築の痕跡が見られます。


ギリシャ・キプロスがガス収益の30%を提供すると提案

ギリシャ・キプロスのアナスタシアデス大統領がトルコ・キプロスのムスタファ・アクンジュ大統領に、東地中海の天然資源を分配するという非公式な申し出でをしたと、ギリシャのメデイアが報じました。

 Hurriyet

アナスタシアデス大統領は、最初、8月9日に、2022年に設立されるエネルギー・ファンドから30%をシェアするという提案を口頭でしてきました。しかし、アクンジュ大統領はトルコ側に掘削活動の場を与えず、キプロス島周辺のエネルギー政策にも関与させないという提案を拒否しました。

トルコは首尾一貫、ギリシャ・キプロス政府は東地中海で一方的に掘削を行うことに抗議し、トルコ・キプロスにも、この地域の資源に関して、同等の権利があると主張してきました。ギリシャ・キプロスは最近、共同踏査と炭化水素資源の利益分配というトルコ・キプロスの提案を拒否しました。

トルコはキプロス島沖合のガス探査のために、2隻の掘削船を送り、ギリシャ・キプロス、ギリシャ、EUから、この地域の治安を損なうという非難を受けています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする