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100万人のシリア人を定住させる安全地帯計画をトルコが提案

2019年09月28日 | 国際
9月28日 エルドアン大統領が第74回国連総会で提案した、100万人のシリア人を定住させるための安全地帯の詳細が明らかになりました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、9月24日のスピーチで、シリアに関するトルコの努力を支援するよう国連に要請しました。「われわれの目標は、国際社会の支援によって、200万のシリア人を定住させることにある。“平和の回廊”は、第1段階で、幅30キロ、長さ480キロとする」と大統領は言いました。

エルドアン大統領は安全地帯をデリゾールラッカまでひろげることを提案し、そうすれば、300万のシリア人が安全地帯に定住できると言いました。「われわれはアメリカ、連合国、ロシア、イランとともに、シリア人たちをテントやコンテナハウスから連れ出し、ここに定住させることができる」

トルコが提案する100万人のための居住地には、140の村と10の地区があります。各村は5000人のシリア人を受け入れ、各地区は人口3万人とします。モスクや学校、屋内ジム、青少年センターなども付設されます。

トルコ軍とアメリカ軍は8月7日、北シリアに安全地帯を設置し、帰国を望むシリア人の移動を容易にするために“平和の回廊”をつくることで合意しています。


「地震への緊急警戒が必要」専門家たち

9月26日、イスタンブルで起こったマグニチュード5.7の地震の余震として予想される大マルマラ地震への備えが緊急に必要だと、専門家たちは警告しています。

 Hurriyet

イスタンブル工科大学の研究者グループは声明を出し、「9月26日、マルマラ海で起こったマグニチュード5.8の地震と4.6の余震は、断層線で起こったが、そこで大きなマルマラ地震が起ころうとしている」と言っています。

「マルマラ海の海底で行われた地質学的・地震学的分析によると、クムブルガス断層線が長期間、分断されず、ロックされている。予想されるマルマラ地震はこの断層の部分で起こるだろう。マグニチュード4.6と5.7の地震が、完全にロックされたクムブルガス断層の末端部分で起こったことは、状況の深刻さを示している」と、9月26日に出された声明は言っています。

9月26日に起こった地震は、「カンディリ地震研究・観測所」と「アメリカ地質学研究所」が、マグニチュード5.7と査定しました。「地震は深さ12.6キロで起こり、震源はイスタンブルの西70キロのマルマラ海」と、カンディリ地震観測所は言っています。

地震は午後1時59分に起こりました。災害緊急管理局(AFAD)は、自身のマグニチュードは5.8と発表しました。カンディリ地震研究所の専門家たちは、余震中に記者会見を行い、「マルマラ地方は過去20年、この規模の地震はなかった」と言い、人々に注意を怠らないよう呼びかけました。


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