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トルコは米国とパトリオットミサイル購入交渉を始めた

2019年03月04日 | 国際
3月5日 トルコはアメリカからパトリオット・ミサイル防衛システムの購入について、アメリカと交渉を始めたと、3月1日、メヴリュト・チャヴシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

「2年前、パトリオット購入について書簡を送ったが、アメリカからようやく肯定的な応答があって、交渉が始まった」と、チャヴシュオール外相は、エスキシェヒルでTVに語りました。交渉のプロセスでは、価格、配送の予定、システム技術の移譲の見通しなど、さまざまな要因が、重要な論点になるだろうと、外相は強調し、アメリカは、早い時期に、システム1基送ると提案していると付言しました。

アメリカに対空防衛システムの購入交渉を長引かされていたトルコは、2017年、ロシアのS-400対空防衛システムの購入を決めました。「わが国はパトリオットが買えないから、S-400を買おうとしている」と、チャヴシュオール外相は言い、トルコはトルコの利益になるほうを購入するだろうと付言しました。


トルコ外務省外交官の35%は女性

トルコ共和国建設以来、多くの分野で女性たちが輝き、パイオニアとしての役割を果たしてきましたが、外交分野では女性たちは長い間、ガラスの天井を破ることができませんでした。

 Hurriyet

しかし、最近、状況は目に見えて変わってきています。現在、外務省外交官の35%は女性です。女性大使の数は63人に達し、現在、37人の女性大使が海外に赴任しています。

1982年、フィリス・ディンチメンが大使に任命されたのが転機となりました。共和国史上、初の女性大使となったディンチメンは、その後、ストラスブールの欧州評議会でトルコの常任委員になりました。彼女はまた外務省の報道官も務め、次官代理となり、ヴァチカンの使節を務めた後、2004年、退職しました。

1970年代まで、女性は外交官に向かないという偏見が支配的でした。女性は結婚し子供を持ったら、外交官という職業はつづけられなくなるという考えが一般的でした。

しかし、いま、外務省は女性が最も多い国家機関のひとつになっています。現在、外務省には1777人のキャリア外交官がいますが、その中の624人は女性です。女性大使は63人いますが、その中の6人は政治任命官です。現在、37人の女性大使が海外に赴任していますが、これは海外在任中のトルコ大使の23%が女性であることを意味しています。


90人の不法移民がエーゲ海で捕まった

少なくとも88人の不法移民が、トルコのエーゲ海地方で捕まったと、3月3日、治安部隊が言いました。

 Hurriyet

治安部隊の話では、捕まったのはゴムボートに乗っていたアフガン人22人、イラク人17人、シリア人5人でした。エーゲ海地方のアイドゥン県のべつの作戦でも、ゴムボートに乗った44人の移民グループが、メンデレス・デルタの沖で、治安部隊に捕まりました。移民らはすべて県の移民局に送られました。人間密輸業者6人も逮捕されました。

2011年、シリア内戦が始まって以来、トルコはヨーロッパへ渡ろうとする難民の主要なルートになってしまいました。内務省によれば、2018年には、26万5000人の不法移民がトルコで捉えられています。


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