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世界初の洞窟教会「聖ペテロ教会」が修復・公開された

2015年02月25日 | 観光
2月25日 東部ハタイ県にある世界初の洞窟教会「聖ペテロ教会」が修復を終え公開されました。キリスト教徒の巡礼地とされるこの教会には、年間50万人の見学者が予想されます。

 Hurriyet

ハビブ・ネジャル山の麓にあるこの教会は、1930年代には、キリスト教徒たちの集会所でした。教会の修復は2年前に始まり、いまオリジナルの姿を取り戻しました。修復中、教会内のモザイクも出てきたそうです。洞窟内の岩壁の一部には、見学者の危険を防ぐためにワイヤ・ネットが張られています。

見学者用のラウンジや駐車場、カフェもできました。アンタルヤ考古学博物館の話では、修復後の最初の20日間で、3870人が訪れたそうです。修復前は毎年、20万から25万人のツーリストが教会を訪れていました。

世界最初のキリスト教会とされるこの教会は、キリスト教徒にとって非常に重要な存在で、毎年6月29日には儀式が行われ、ヴァチカンの要人を初め世界のキリスト教徒たちが出席します。

・・・私も1999年、この教会を訪ねましたが、ファサードを見るだけで、内部は見学できる状態ではありませんでした。


元ミス・トルコが“侮辱罪”で禁固刑?

前ミス・トルコで、モデルのメルヴェ・ビュユクサラチさんが、ソシアルメディアに投稿した記事のために2年間の刑務所入りになりそうです。検察は、彼女の投稿はエルドアン首相を侮辱していると言っています。

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ビュユクサラチさんの投稿は審理され起訴されたということです。ウムト・テペ検事は彼女に、1~2年の禁固の判決を下しました。裁判所は手続きを始めるでしょうか。

興業デザイナーで、作家で、2006年にはミス・トルコにもなったビュユクサラチさんは、1月14日、彼女のインスタグラムの記事に風刺的な詩をシェアしたとして、短期間拘束され、尋問を受けました。ビュユクサラチさんがシェアした「支配者の詩」は、トルコ国歌をもじった詩文でエルドアン大統領を批判していました。

検事の起訴状には「容疑者がシェアした意見は、表現の自由の範囲を逸脱していると思われる」と書かれていました。「私はユーモア週刊誌からあの詩を引用しましたが、友人が、あのメッセージは、トルコでは犯罪になるかもしれないと警告してくれたので、すぐに削除しました」と、ビュユクサラチさんは検事に言いました。「私はあの詩がおもしろいと思ったのでシェアしました。エルドアン大統領を侮辱する気はありませんでした」

・・・友人に言われて、すぐに削除したんだから、いいじゃないの、と思いますけど。


シリンジェの教会の修復がまもなく始まる

イズミルのセルチュク市シリンジェにある聖ヨハネ教会はツーリストに人気ですが、まもなく修復のための入札が始まります。


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この教会の修復は、イズミル建造物調査局、セルチュク市、イズミル県庁の共同計画で、投資監視・調整理事会が資金を調達すると、セルチュク市のゼイネル・バクジュ市長が発表しました。

「教会の修復はまもなく始まるでしょう。この教会はキリスト教徒、とくにカトリック教徒に、たいへん人気があります。整備された教会で祈れることは、信仰ツーリズムとって重要なことです」とバクジュ市長は言っています。「歴史的なルム(トルコに住むギリシャ人)の家として有名なシリンジェのバザールも修復されます」


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