Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

桐生で昔の同期に再会

2014-07-02 09:11:42 | 日本への帰省
日本での思い出つづき: 2014年4月5日(土)
前々回書いたKちゃんとの短い再会のあとは、Jちゃんとともに群馬県桐生市へ。この街はたった3年間だけれど、私が高校教員として勤めた街。故郷群馬県のなかでいちばん好きな街。市内を渡良瀬川と桐生川が流れていて、山もすぐ間近で、その山の合間をわたらせ渓谷鐵道というたった1両か2両の列車が走る。水と緑に恵まれ、それプラス、伝統的な織物産業や江戸時代の繁栄を伝える街並が現存する素敵な街。


ちょうど桜の時期で、新桐生駅前の桜並木も満開。Jちゃんの車から、ちょうど信号が赤だったので写真を撮る。あの頃、まさにここは通勤路だったんだよなぁ。


桜のトンネル。
何も、変わっていない桐生の街並。

さて、桐生を訪れた理由はここであの頃一緒に働いた同期が集まる会があったから。私が新卒でその高校の教員として採用された年、他に採用された同期がなんと全部で16名もいた!1つの高校で、ですよ。しかもみんな専任としての採用。バブルですなぁ、、、。科目も、私の教科だった英語をはじめとして、中国語、国語、数学、生物、福祉、体育、家庭科、美術、情報、保健の先生、と多岐にわたる。そんな集団で新任研修とか受けてたので、みんな仲が良かったんだよね。

この日の朝に東京で会ったKちゃんも、そこから一緒に帰ってきたJちゃんも、この時代の大事な同期友達で、金曜夜はしょっちゅうごはんを一緒に食べた仲。新任だった私達には毎日の学校ドラマをネタに話しがつきなくて夜遅くまで時間を気にせず話し込んだっけ。なので、今回そんな2人に再会できて本当によかった。JちゃんもKちゃんもこの5年の間に連絡先が分からなくなり、ふたりが今どこでどう暮らしているのかまったく知らなかったので、行動を起こさなければ一生音信不通になるところだったのだから(つくづく筆無精の自分を反省します)。

あの時代の同期、この2人に会えただけでもすごく嬉しかったのに、さらに同期会でもっとたくさんの同期に再会できることとなった。場所は阿左美の居酒屋「逢生坂」さんにて。お座敷に足を踏み入れた瞬間に、懐かしい顔ぶれ。一気に14年前にタイムスリップしたような気分になった。集まったのは9名で、あの頃16人入った同期で今も続けて同じ高校で教員をしているのは5名だとか。正直、連絡のつかなくなってしまった人もいるみたいなのだけど、それでもこの日9人集まったってすごい。

おいしいごはんを食べながら、あの頃のように教育談義に花を咲かせたり、あの頃と少し違うのは、みんなの近況話の中にパートナーのことや、こどもの話が入ってきたり(こども連れで来てる同僚も!)。または私みたいに今は全然違う場所/分野で仕事をしている人の話をしたり。でも一番おもしろかったのはやっぱりみんなが共有した「あの時代=新任時代」の話だったかな。記憶のかけらをたどって、「ああいうことがあったよね」「こういうことがあったよね」「あれはいったい何だったん?」etc..たとえば今でもよく腑に落ちてないけれど、なぜか土曜日出勤で歌の練習があったこととか、笑。あれって何だったんだっけ???

ともあれ、話はつきなくて、居酒屋さんを出た後はなつかしの「茶屋マリノ」へ移動してお茶&スイーツ。同期っていいなぁ。ふだんまったく話すことがなくても、全員が人生のあるときに同じ場所、同じタイミングで教職について、とても濃い時間を共有した仲間。私にとっては3年間、人によっては1年、あるいは15年(そして現在も継続中)、と長さはバラバラでも、共通点があるからすぐにあの頃に戻って気負いなく話ができる。

この日たくさんの昔の同期たちに会って、久しぶりに昔の細胞が生き返ったみたいになった。10年以上会ってない話もしてないのによそよそしくもならず、会ったとたんにあの頃の調子で話が始まるのとか。ほんと、ほっとする。「送ってくよ」と言われていちいち家の住所を説明しなくていいとかね。体育や部活指導の同僚たちは格好がジャージでそれがまたみていて落ち着く。毎年じゃなくていいから、これからもふとしたタイミングでみんなに会いたいなぁ。そのためにも音信不通にならないように、この日もらった連絡先をしっかりと今の iPhone に登録したのだった。

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