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Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

良いおもちゃとはなんだろう

2015-12-27 03:03:40 | 育児: 生後7~12ヶ月
ニューヨークタイムズのこの記事、とても興味深く読みました。

Traditional toys may beat gadgets in language development
ベイビーラップトップや、ボタンを押すと声の出る類のおもちゃは、親子のコミュニケーションを減少させるので、こどもの言語発達のためには昔ながらのおもちゃのほうが良い、というような内容。

最近モヤモヤと考えていたことをスパッと言い当ててもらった感じ。


パパが買ったこのおもちゃ。
手押し車のおもちゃを買ったから、と言われて、
私はてっきり木製の手押し車を想像していたのですが、届いたのがコレ。

スイッチを入れると、ライトが光ったり点滅したり、音楽が鳴ったり、
ボタンを押すといろんなことをしゃべる、
とにかく盛りだくさんなおもちゃ。
フィリップパパはこういうおもちゃばかり買ってくるんですよね。。

こどもはこういうの好きです。
好きというか、光ったり色が変わったり不思議な音がしたりしゃべったりと、こどもの聴覚や視覚を刺激するため、興味を引かれるのです。
うちの息子は最初から魂を奪われたかのごとく、
このガチャガチャとしたおもちゃに夢中でした。

でもやっぱり思うところがありました。
こういうおもちゃを与えると、おもちゃがガンガンしゃべってるので、私が口をはさむ間がない。
光ったりメロディが流れたり、とにかくにぎやかでせわしない。
おもちゃは英語を話してるので、
こうやって言葉を覚えていくと思えばいいのですが、
記事にもあったとおり、
こういうおもちゃを前に母親たちは単なる傍観者になってしまうんですね。
言葉かけがグンと減ってしまう。

こういうおもちゃはよくない!と一刀両断するつもりはないのだけど(せっかく買ってもらったんだし)、
こうしたガジェットを与えてるときに親として傍観者にならないよう気をつけたいなと思いました。
うちはただでさえ日本語のリソースは私しかいないので、たくさん話して聞かせてあげなければ。
もちろん手押し車として歩くのに使うぶんにはいいのだけどね。

それにしても、記事にあった
"A toy should be 10 percent toy and 90 percent child, and with a lot of these electronic toys, the toy takes over 90 percent and the child just fills in the blank.”
「おもちゃ1割、こどもが9割であるべき。
でもこういう電子おもちゃは9割をとってしまい、こどもはわずかな残りを埋めるだけになっている。」

これ、学びのデザインすべてに共通すること。
こどもの分まで奪ってしまう(やってあげてしまう)おもちゃは好きじゃない。
盛り込みすぎ!余白、余白!
ミュージアムの展示装置や学びのツールをつくるにしても同じことが言えます。
良い展示装置とは何かと考えさせられます。

学びのデザインを仕事にしている自分にとって、
そして小さなこどもの親でもある今、
大切なことをリマインドしてくれた良記事でした。