Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

サウジアラビアあれこれ(3)

2012-07-14 12:18:08 | サウジアラビア
さー、忘れないうちに書き留めておかないと!
サウジアラビアでのあれこれ(3)です。

■アバヤ
なんといっても、外国人女性がサウジアラビアを訪れる際に最初に思うのはこのアバヤのこと。到着したら空港で着用、ということを聞いていたので、私も出発前にバークレーのイスラム系ショップで1着購入(私が買ったのは安物 $60)。


行く前はアバヤ事情がよくわからなかったのでとにかくシンプルなものにしようと思って、
ビーズの装飾が少しだけついているだけのものにしたのです。


実際サウジについてみたら、女性はみなアバヤを着ていると言っても、よく見ると彼女達なりにおしゃれを楽しんでいる様子がわかりました。袖や袖口、襟ぐりに大きな刺繍が施してある素敵なアバヤ。これはサイエンスフェスティバル会場にての写真。


ティーンの女子達の着ているアバヤもこんなふうに袖に装飾がしてある。これは私たちのブースで遊んでいるこども達の写真。

サウジアラビアの女の子達がいつからアバヤを着るのかというと、具体的には初潮をむかえたら着始めることになっているそう。つまり、こどもを産める年齢(初潮)=女性になる、ということ。ひとたび「女性」の年齢になったら男性の目から身体を守らなければいけません。アバヤ着用の主な目的は身体のラインを隠す(=強調しない)ため。これも誘惑に弱い男性を不要に刺激しないためだとか。だから親族以外の男性に対して、髪の毛や肌を見せることは禁じられているのだって。


信仰の度合いや家族のしきたりによって、顔を覆うか覆わないかは人それぞれのようです。でも、身体全体と髪の毛はみな一様に覆われています(外国人女性の場合アタマは覆わなくてよい)。


毎日着ていたアバヤ。

帰りにリヤド空港でパスポートコントロールと税関を通り抜けた後、すぐにお手洗いに駆け込んでアバヤを脱ぎ捨てました(本当にゴミ箱に捨ててきた)。1着しか持っていなかったので、毎日、毎日、同じものを2週間以上も着続けて(毎晩手洗い!外が暑いから1時間ですぐ乾く)もう見たくないほどだった・・・。

普通にジーンズに Tシャツになって自由になった気がした。
自分の服で飛行機に乗り込んだときの解放感は忘れられないなぁー。