Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ひさびさ映画

2007-08-22 22:10:39 | エイガ、DVD
昨日、職場では仕事後にDVD上映会。
その映画を撮ったカメラマンさんとうちの職場とは仕事上でのおつきあいがあり、
みんなでその映画をみてみよう、ということになった。
(私は最近までその方がそんな映画まで撮っているなんて知らなかったんだけど…)

映画は「トニー滝谷」2005年の映画。
村上春樹の原作。
坂本龍一が音楽。
トニー滝谷
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映像がとにかくきれい!撮り方が独特。
どのシーンも、風の吹き抜ける清涼感と透明感があります。どのシーンも絵やポスターみたい。
ストーリーは、喪失感と、村上作品らしい淡々とした乾いた孤独感が漂います。

それと、役者さん達が素敵でした。
イッセー尾形はいうまでもなく、
女性としてはついつい宮沢りえに注目!
彼女は本当に、ほんとうに、可憐な華でした。ホレボレ。

映画中、原作からそのまま、こういう語りが入るんだけど、、、

「彼女はまるで遠い世界へと飛び立つ鳥が特別な風を身にまとうように、
とても自然に、とても優美に服をまとっていた。」


この文章をそのままスクリーンで忠実に表現するには、
宮沢りえしかいないでしょう!っていうぐらい、ぴったりと役にはまっていた。
素敵でした、本当に。

観終わった後、映画の「メイキング」も続けて観ました。
そしたらびっくり。なんとすべてのシーンが、
全部「外」で撮られていたということを初めて知りました。

屋内のシーンばかりなのに、
最小限の壁だけつくってぜ~んぶ全部外で撮影されたものでした。
清涼感ただよっていたのに、本当は8月の暑い炎天下の中で、
そんな中りえちゃんは上品に、厚手のセーターやコートをあんなにも涼しげにまとっていたのね。
全部が外だったということがびっくり。
どうりでどの部屋も風の吹き抜ける心地よい空気感があったのかー。

オドロキでした。

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そういえば、最近ぜんぜん映画観てないな。

この間友だちから教えてもらった映画、
邦画は「かもめ食堂」につづく「めがね」
洋画は「マーサの幸せレシピ」につづく「幸せのレシピ」
9月は、映画館で映画みようと思います。これ2つとも、観たら元気になれそうなやつ。