上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

番外編★なみはやEX・3

2007-03-30 | 06-07 コンペとショー
 新婚(なの?)デンコワ&スタビスキーのカップルは、平井堅ではなく♪ゆあびゅてぃほ~♪でした。ランビ版とはまた違う、年上の女の人に翻弄される可愛いオトコ…地でいってます。こういうのはお得意。
アンコールは、東京でもやっていた椅子を使ってのユニークなナンバー。体力もバッチリね。この組が一番「魅せる」ことが上手い。さすがのデン&スタ。

ジュベールは…これは「ヤグディンへのオマージュ」と解釈すればえーんでしょうか(笑)。随所に溢れるヤグな振り付け。「仮面の男」のまんまやしねー。「ルームランナーステップ」でウケていましたが(笑)。
どうしてジュベが「ダンス」をやると笑ってしまうんだろうか~。「クラブやディスコに初めて行った体育会系の学生さん」みたいな。でも、頑張ってくれました。ノリノリ系でした。
アンコールはこれ、サフリ・デュオなんだろうか。この時の照明がもう「狂い咲き」状態でした。そこまでやらんでも、という(笑)。ジャンプも計5回は跳んでいたなあ~。
おおいに盛り上がったんですが、振り返れば何を滑ったのかサッパリわからん、という不思議なEXでした。でも、王者のオーラは一杯よ。

シェン&ツァオ、この日一番スタオベ多かったのではないでしょうか。アクロバティックな大技をこれでもか、と繰り出す。アイスショーってペアが映えるよね。高いリフト、ツイストも大歓声で沸きました。
FSの「愛の夢」は、東京で見ることが出来ましたが、ただただ美しかった。スピンでやや乱れたミス以外は、ずっとずっと拍手の中で滑っていました。なんだか、幸福な夢を見ているうちに終わってしまったみたいな。そんなFSが見られたのも、私にとって生涯忘れられない思い出。

トリは美姫ちゃんです。黒いコスチュームで「♪I believe」に乗って、大きな華がありました。「ああ、女王のオーラだな~」と思わせる輝きがあったし、歌詞と彼女のカムバックの経緯が重なり、非常に感動的でした。3サルコゥ+2ループ+2ループを跳んで、最後に2アクセル3連続!ハツラツとした演技で大きな拍手。
アンコールは「三日月」?東京と同じく四方に挨拶して、スピンで締めくくり。
昨季のデビッド・ウィルソンの作品も、美姫ちゃんのナイーブな一面をうまくとらえてて、味わいがあって素敵でした。けど、ジャンプが入りにくかったのかなあ。
今季はジャンプを優先して作ったPGだけど、モロゾフとのコラボも2年目に入るし、ここから本格的に何か新しいものが生まれるんじゃないか、と期待しています。
全日本で脱臼しても、モロゾフに「Go!」と言ってもらってよかったんだなあ。あそこで棄権扱いになってたら、今ここに居られなかったのだから。「鬼コーチだ~」と思ったんですが(笑)、モロゾフに「押して」もらって結果的に良かったんですね。金メダル、おめでとう~の舞でした。

フィナーレでまた「衣装取り替えッ子」ミニ・バージョンが。
織田君がピンクのジャケットに黒いデイパックを背負って出てきたので、「遠足に行く中学生」みたいでした(笑)。よく見たらそれは木戸さんの衣装で、木戸さんを見たら、ノリ様の「冬ソナ・コート」を着てる!(^^;)あとは…日本男子だけだけど、南里君が中庭君の衣装を着てたのかな?
大ちゃんは「取り替えッ子」に参加せず、いつもの黒のシャツでした。一人一芸コーナーでは、ユナちゃん、大ちゃん、真央ちゃん、ランビの4人が並んで、一斉にスピン合戦。圧巻でした。大ちゃんもEXならばランビに負けてないんだけどね~。試合では頑張って下さいー。
ジュベールは、グリッサードみたいなステップの連続(あれは何というワザなの?)、美姫ちゃんは最後に出てきて4回転サルコゥに挑戦。ダブルになってしまったけど。
みやけん振付なのか、関大アリーナ式典の時みたいな、ノリノリ系のダンスを皆で踊ります。最後の最後、全員で一斉にスピン。目もくらむ豪華さだ~。
終わってしまいました。

リンク周回で、プレゼントを貰いまくっていた大ちゃん。えんえんと居残っていました。持ちきれないのでポロポロこぼす。PIWの外人さんゲストみたいに「籠を持って控えてるお付きの人」つけてあげて下さい~。
見かねた最後の方のお客さんが、黒いおっきな紙袋をあげて(?)「大ちゃん、これに入れといたらええでー」となりました。あんた…それは世界銀メダリストと観客とのやりとりではなく、「大阪のおばちゃんとその辺の子」のノリやんか。
いや、すごかった。その光景が笑えました(笑)。今後、アリーナで大ちゃんに貢物を渡される方は、おっきな紙袋か折りたためるお洒落なビニール袋を持参した方がいいですね。苦戦してるようだったら「だ、大ちゃん、これ、いる?」と助け船を出しましょう。あなたが女神に見えること請け合い。
プレゼントBOXも花盛りで(演技後の投げ込みは禁止)、真央ちゃん・美姫ちゃんも勿論大人気。なみはやドームは95%位の入りでした。ワールド直後、急遽、当日券も追加発売されたみたいでしたが、MOIよりずっと入っていたかな。

★4月1日(日)、関西TVで大阪EXの放映があるそうです。関西の方は要チェック★
コメント (2)
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番外編★なみはやEX・2

2007-03-30 | 06-07 コンペとショー
 25分の休憩時間に、私と対角線上にあるリンク背面側のスタンドへ遠征。Kちゃん御一行様とごあいさつ。スタンド最前列だけどかなり中央寄りで良席じゃ。盛りあがってるなあ。
帰ろうとしたら、下の1階席で突然「大ちゃん・生(ナマ)インタビュー」が始まったので、近くまで移動して観覧。選手登場口辺りでじゅんじゅん、関西TVアナと一緒に収録してます。4月1日のTV放映で映るのかな。あっちゅうまに人だかりが。
「メダルの余韻はもう今は無い。次の事を考えています。」ということでした。切り替えはやっ(笑)。でも当然なのかもね。「銀メダルという結果は得られたけれど、“勝った”という気はしないです。」とも。あとはまあ、今までのインタビューと同じ様な内容かな。じゅんじゅんは、あのFSはナマで見られなかったそうで(実況席に居なかったっけ?)録画を見て感動していたそうですが。
関西テレビは結構いつも「関大コンビ」イチオシ扱いです。つうことは、美姫ちゃん・真央ちゃんは名古屋でインタビューがあるのかなー。

★第二部★
織田君、パン&トン、真央ちゃん、大ちゃん、デンコワ&スタビスキー、ジュベール、シェン&ツァオ、美姫ちゃん…の順番です。さすがにちょっと寂しい~。マリ&パト組もベルビン&アゴストも、ライサもトーマス君もキミーちゃんも居ないのだからー。贅沢言えないけど、地方バージョンは東京とえらく違うよ…(いじいじ)。
織田君は「Fly Me~」ボーカル版。ジャケット着用(でもすぐ脱ぐ)版です。
最初のアクセルは今日は3ループに変更。あとのジャンプも軽く決めてました。試合の重圧から解放されて、楽しげに滑って…これがSPで出来ていたら…(てんてんてん)。悔やまれるけれど、とりあえず目の前のジャパンオープンが楽しみです。「ミッション~」はね。試合の時はもう楽しむどころではなく、いっぱいいっぱいだったので、今度は楽しみますよ。もう(TVだけど)。
私、今日が彼の誕生日だとばかり思っていたんですが違いますね。25日でしたね(Tちゃん、ごめんー)。今回は、大ちゃんと織田君には誕生日プレゼントを持ってきたんだよ。織田君にはクマで、大ちゃんには羊なのよ(笑)。

パン&トンの華麗なペア、大技のリフトばかりに頼らず表現力で魅せてくれました。スロージャンプも見事。ツイストは高い!大きな拍手。
真央ちゃんは「ハバネラ」。今日はジャンプとスピンがいまひとつ調子が上がらず、あやや…と思わせる場面も。ランビエールと同じで、金メダルだったらもっとテンションが上がっていたのかもしれない。でも、アリーナ最前列(氷上の特別席)のお客さんは、キュートな真央ちゃんが近付くとむっちゃ嬉しそうだったなあ(笑)。3アクセルは挑まず、でも2アクセルでもお客さんは湧くので、それでいいのではないかと。片手ビールマンはお見事。
真央ちゃん、お疲れ様。4回転ループも期待しています。

普通だと、大ちゃん→真央ちゃんの順番なんだけど、あえて変えてあるところに、「地元」感が。アンコールは1位の人しかないと思ってたので、なんとなく拍手が静まっていったところへ「みなさん~もう一度、演技を見たいと思いませんか~?」と再登場を促すアナウンス。そういう台本なら、最初からそうと言っておいてください(笑)。アンコールはノクターンの前半まででした。3フリップ、3ルッツの着氷がやや危なかったので、「やっちゃった」と苦笑する大ちゃんに久々に笑った(笑)。
「ロクサーヌのタンゴ・ボーカル版」は、私はもう、ナマでは見納めです(たぶん)。ジャンプはいつも通りきっちり。3アクセルをクリーンに決めた人は、結局この日は大ちゃんだけだったので大きく湧きました(どうも私の隣の女性はナマ3アクセルが初だったようで、「すごーい」と喜んでいました。あー良かった)。
今季はこの「3アクセル・磐石」が効きました。あれほどパンクしていたのが…着氷で回り込んでいたのがウソのようです。もう、私が念力で立たせなくても(笑)、大ちゃんは自力で綺麗に着氷するのです。GOE最高点も頷けます。キャンベル、スケカナは何だったんでしょうか。
程良いテンションで、グイングインと進むターン、「悶え苦しむ踊り」でターゲットにされたアリーナの女性が大喜びであることが、上からも見てとれました。アレの為に大枚23000円を投入しても、決して惜しくはないでしょう(ホンマかいな・笑)。
バレエジャンプも大きく、東京、長野EXと変わらない出来だったんじゃないかな。大きな拍手を貰いましたが、相変わらず私の周りのお客さんは立たない(笑)。後ろのお客さんには悪いけど、いいやい。立っちゃお。
大ちゃんは、試合よりもEXの方が「スケートが良く滑ってる」…ことは多々ありますが、段々その落差は無くなってきたようにも思います。やっぱり試合はジャンプ全部入れないといけないしねー。同じ滑りをするのは難しいんだろな。
疲れる事もなく、銀メダルという地位にふさわしい滑りを披露出来ました。今日は「関西だから特別のファンがいる」という事もなかったような。関大応援団も不在だったのか。私が見落としただけかな。ヘンな話ですが、東京が一番、大ちゃんのファンが多いように思うんですが。関西はやはり、真央ちゃん、美姫ちゃん、しーちゃん、ゆかりん、という「女子メジャーどころ」に湧く地って感じです。

それにしても、私はこのチケットを申し込む時点では「いちかばちか」だったのです。ジョニーが来るのかジェフが来るのかライサになるのか、全く解らない。でも、ジョニーは正直言って今季は難しいかな…と思っていました。このワールドには間に合わないかも。でも4位か5位なら入れるかも、と。
日本男子は2人とも日本人枠で出るのは解ってたけど、やはり「メダリストとして」見たい気持ちは強かった。それって、夢物語なのかな。いやそんな事はないよね…今季の調子なら、メダリストとしてコールされるよね…私が甘いだけなのかな。
けっこう葛藤しながら今日まで待っていたのですが、最高の形で関西へ凱旋できた事が幸福で、涙すら出そう。あの、試合の時の「戦う高橋」とは別人に思えましたが(それはどの選手でも同じだけど)、大きな大きなものを乗り越えた安堵感でいっぱいになりました。
(つづく)
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番外編★なみはやEX・1

2007-03-30 | うぐいすよもやま日記
大阪のなみはやドームは、アイスショーの際は照明がかなり凝ってるな~と思っていたのですが、今回もハンパではありませんでした。
とにかくジュベール(!)なんですか…そのムチャクチャっぷりは!
青が基調で白の放射線が「ビーム!ビーム!」入り乱れるんだけど、秒速で紋様(?)がババババッと変化する。雷かい。嵐かい。あんまり凄いので、悪いけど「滑り」でなく照明ばっか見てしまった(笑)。ジュベール的にはあれ、滑りにくくないのかな。
「照明さんが、“持てるワザを全てを駆使してやるう~!!”て感じよね^^;」と、同行のT嬢・N嬢と大笑いしてしまいました。ごめん、ジュベ(笑)。

オープニングセレモニーは無く、なんかこう、アッサリ?淡々と進んでいきました。DOIに外国人ゲストさんを増やしました…というか。うーん。
贅沢言ってはいかんのだけど、あの東京体育館の興奮を考えたら「余韻そのまま」ではなかった。私のいたスタンド席あたりはあまり温度が高くなくて「フィギュア生鑑賞は初めて」の層が多かったような。お隣の女性客も「高橋大輔って、ナマで見たら全然ちゃうなー。スピード凄いんやなー。」と感心しておられましたが、とにかくみんな、スタオベしようよ。スタオベ。良い演技にはさ。
大阪人はスタオベ率が低い。絶対そう思う。アリーナはコアなファンが多いせいかかなり沸いていたけど、一般のお客さんは「なんで立つの?」って感じで、ちょっと自分もスタオベしにくかったです(でも、デン&スタ、シェン&ツァオ、大ちゃん、美姫ちゃんは、良かったから立ちましたで~)。

★第一部★
南里君、中庭君、澤田亜紀ちゃん、神崎ノリ様、渡辺&木戸組、ゆかりん、デロベル&ショーエンフェルダー、ランビエール、サブチェンコ&ゾルコビー、ユナ・キムちゃん…という順番。
銅メダルのランビエールが織田君より先に滑るという意外性でしたが、「関西の選手を優遇」感はありました。えーんかいな?とか思いながら。
南里君とノリ様は3アクセルに挑戦しましたが、惜しくも転倒。こういう場で決められるようになって欲しいなあ(願望)。やっぱり、アイスショーは転倒しないに越したことはないから。でも南里君の「カルメン」シャープで良かった。ノリ様の「冬ソナ」(お約束のユキダルマ)楽しかった!
ゆかりんはいつもより長くドーナツスピンをサービス。イナバウアーでも歓声が。ユナちゃんのより、ゆかりんのイナバウアーの方がポジション綺麗で大好き。
デロ&ションは、メダル確実!と思っていただけに、私的には実は残念でした。でもEXでは椅子を使ったナンバーで、アクロバティックなリフトも好調。おおいに湧かせてくれました。
ランビエールは「四季」ではなく「フラメンコ・EXバージョン」でしたが、本番のあの演技を見てしまってたら、ちょっと物足りなかったです。スピンもあの時(FSのラスト)ほど速くなかったし、テンションがあ~。でももし、チャンピオンとして滑っていたら、全然違っていたかも。
それにしてもこの日、最初は2アクセル、あとは次々と3回転ジャンプを跳んでいきました。一つだけダブッたのかな?計6回はジャンプを跳んでいたような気がする。EXでなんでそんなにジャンプ、ジャンプ、なの?王者の意地か!?
ランビエールには歓声いっぱいでした。「老若男女問わず」人気がある感じで、やはり「華」があるよねー。シマウマ効果もあるのかな。
ユナちゃんは髪を下ろしていたので、遠目にはクワンにも見えてしまった。滑らかで優しい滑り。試合の時ほどのテンションではないけど、清楚だな~とうっとり見ていました。しっとり系だったので、また違ったダンサブルなナンバーも見てみたい。
渡辺&木戸カップルは、ピンク&黒の衣装でロックンロール。演技後「長い間、応援をありがとうございました」と挨拶が。泣けるものがありました。ちょうど昨年の今頃も、都築&宮本カップルの引退発表をここで聞いたのですよね。アイスダンスはこれから、リード姉弟にバトンタッチなのかなあ。
永年頑張ってくれた二人に大きな拍手が送られました。
(つづく)
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