- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

今年度最後の読み聞かせ

2018-02-22 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は、小学校の読み聞かせに行って来ました。

3年連続6年生を担当していますが、最後の読み聞かせは毎回同じ本を読むことにしています。

 ひとりきり(ふたりはきょうも・・の中から)(アーノルド・ローベル作)

とにかくアーノルド・ローベルが描く‘がまくんとかえるくん’のお話が大好き。

中でも一番好きなのが‘ひとりきり’

かえるくんのうちへいったがまくん。

しんあいなる がまくん
ぼくはいません。でかけています。
ひとりきりになりたいのです・・・とかきつけがドアにはってありました。

がまくんは、あちこち探しまわってかえるくんをみつけます。
そして、かえるくんはかなしいんだ。元気づけてあげよう・・・と
サンドイッチとアイスティーを作って持っていきますが、途中川に落ちてしまいます。

残念がるがまくんにかえるくんが言います。

「ぼくは うれしいんだよ。とてもうれしいんだ。

けさ めをさますと おひさまがてっていて、いいきもちだった。

じぶんが 1ぴきのかえるだ ということが、いいきもちだった。

そして きみという ともだちがいてね、
それを おもって いい きもちだった。

それで ひとりきりに なりたかったんだよ。

なんで なにもかも みんな こんなに すばらしいのか

そのことを かんがえてみたかったんだよ。」と。

「ああ、そうだったのか。」とがまくん。

ふたりはアイスティーなしで、ぬれたサンドイッチをたべました。

ふたりきりで すわっている かえるくんとがまくんは、しんゆうでした。


こども達にもこんな思いあえる友達ができると良いなあ~という願いを込めて。

もう一冊は、

 たいせつなこと(マーガレット・ワイズ・ブラウン作)

自己肯定感が低い子どもが多いと聞きます。

そんな子どもたちにこの本を通して伝えたい。 

「あなたは あなた

あなたにとって たいせつなのは

あなたが あなたで あること 」


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする