サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

マイケル・オーエンの代理人としての手腕

2020-02-24 12:57:43 | 日記

マイケル・オーエンが代理人ビジネスをしていることを知っている人は少ないかも知れない。オーエンほどの有名だった選手が指導者ではなく代理人というのも珍しい。オーエンが代理人をしている16才、今年4月で17才のオージー少年がいる。

 

アレクサンダー・ロバートソンという名前の16才、今年4月で17才の坊である。どこかで聞いたような名前である。スコットランド生まれで父親と祖父も元オーストラリア代表というサッカー一家である。4才でオーストラリアに渡り、12才でイングランドに戻った。母親がペルー人なので、オーストラリア、イングランド、スコットランド、ペルーの代表にもなれる可能性がある。

 

12才以降はイングランドでジュニアユース年代の代表にも呼ばれている。ポジションはボランチ。昨年の7月にマンCITYと4年契約を結んで現在はマンCITYのU-18でプレーしている。オーエンのことを代理人というよりも、英語では‘Mentorというがお手本となるような人物と評している。15,16才の選手の代理人になるのだから、彼の将来、今後の選手としてのステップアップを手助けする重要な役割である。

 

このアレックス君は12才までシドニー郊外のローカルクラブにいた。いくら優秀なジュニアユースの選手でもイングランドに引っ越して世代別の代表に呼ばれるのは簡単なことではない。そこにはやはり代理人の影響があったのだろう。

 

そして父親と祖父が元代表選手という家系も目立つ要素だっただろう。問題はここからどういうキャリアを踏んでいくかだ。このまま20才くらいまでマンCITYのユースにいるのか、途中で武者修行ということでオランダあたりにレンタルに出されるのか。マンCITYに青田買いされる選手は腐るほどいるので、それだけで終わってはいけない。

 


今後のシナリオ

2020-02-23 06:54:04 | 日記

3月27日に予定されているU-23の南ア戦は南ア協会が遠征を拒否しているようで、3月30日のコートジボワール戦もおそらく同じ理由で拒否されるだろう。代替案は日本が向こうに行くか、ヨーロッパあたりで試合をするかだろうが、1か月しかないので準備が間に合わず、多分2試合ともキャンセルになるだろう。その代わりにこの期間を利用して合宿でもするか。

 

さて国内のJクラブに所属する選手、スタッフの中でコロナウイルス感染者がでれば、リーグ戦は1か月程度は中止になるだろう。中国リーグのように無期限延期にまでなるかどうかは分からないが、今季の日程が破綻することは間違いない。そして韓国でもパンデミックが始まっているので、ACLの試合が韓国で開催できるかも未知数だろう。

 

スポーツに影響が出てくれば当然東京オリンピックにも影響が出て来る。大会自体が中止にならなくても選手団の派遣を拒否する国が出てくることは容易に予想できる。サッカーに関していえば、日本選手の中で海外組は所属クラブが派遣を拒否するだろう。元々招集に強制力はないのだから、あくまでもクラブの協力が必要である。

 

U-23の南ア協会のように選手の安全を第一とするならば、クラブあるいは選手が日本に行くことを嫌がることは当然である。となると国内組だけでチームを構成することになり、レベルが落ちることは必定。

 

こういう心配はあるいは不要かも知れない。そもそも東京オリンピック自体が中止になる可能性が高いだろう。


Jリーグ開幕 VARも開幕

2020-02-22 07:08:54 | 日記

今季からOPTUS SPORTSでJリーグの試合を毎節4試合程度ライブストリーミングで配信することになり、昨日はその恩恵にあずかり湘南対浦和の金Jを見た。3-2という忙しい試合だったが、一番面白かったのはなんといってもVARで鈴木がハンドのPKを取られた場面である。

 

ゴールライン際で鈴木はボールをクリアしようとしたが態勢を崩して、手をつきそうになった。その手がボールをかき出すようなしぐさになり、ハンドは明らかだった。しかし鈴木はしれっとプレーを続行して、主審は笛を吹かずにプレーは続く。ええ?、あれだけはっきりとしたハンドを取らないのかとおもったが、VARが発動されてPKが認められた。しかし湘南の新外国人選手が見事にPKをはずしたのには笑った。

 

VARの運営はリーグにより微妙に違うように見える。そもそもVARによるプレーの確認はどの時点で行われるのか。つまり問題のプレーが起こってからどの瞬間に主審はプレーを止めるのかがいまいち理解できない。

 

夕べの試合では鈴木のハンドの後に浦和がカウンターを仕掛けて、シュートがはずれるまで笛は吹かれなかった。仮に浦和のカウンターからのシュートが決まっていたら、そのゴールはそのままで鈴木のハンドへのPKがVARチェックとなるのだろうか。

 

あるいは鈴木のハンドに直後にVARチェックがあれば、試合は止まるわけだから浦和のカウンターは発生しないし、ゴールチャンスも生まれない。であるならば問題プレーの直後にVARチェックのために試合を止めるべきだろう。

 

筆者の勉強不足なのかも知れないが、VARチェックがどの瞬間に行われるのかが主審の主観で決まるのであれば試合は必ず混乱していくことでしょう。


今年のACLもAリーグクラブは不振か

2020-02-21 06:39:40 | 日記

ACLが開幕し、中国クラブとの関係で日程がおかしくなったが、パース、シドニーFC、メルボルン・ヴィクトリーの3チームとも1試合を消化したが、3敗だった。どこに問題があるのかをSBSサイトに分析コラムが出ている。

 

2014年にウエスタンシドニー・ワンダラーズがACLを制覇して以来、AリーグクラブのACLでの成績は83試合で22勝というひどいものだ。どこに問題があるのか。

 

①サラリーキャップ
日本、韓国、中国と比べるとAリーグにはサラリーキャップがあり、選手年俸の総枠が決まっていて年俸に大きな差がある。中国の金満クラブと比較するのもバカバカしい。ちなみに今季のAリーグのサラリーキャップは20-23人に対して3百20万ドル(2・4億円程度)。20人としても一人当たり平均2000万円である。J2クラブ以下だろう。

②移動距離
オーストラリアから東アジアへの遠征は遠い。Jクラブは中国、韓国へは近い。長距離移動が選手に負担を与えている。

③シーズンの違い
Aリーグのシーズンは10月から4月まで。2月開幕のACLに参戦するチームは昨シーズンの順位によるので、1シーズン前の成績によっていることになる。戦力を維持できればいいが、往々にして1シーズン違えば戦力も変わってくる。


④選手の技術の違い
Aリーグの選手のレベルが低い。まあこれを言い出したらキリがない。

 

などなどどれもすぐに解決できない課題ばかりである。特に長距離移動なんて何をいまさらである。


ACL第2節 横浜マリノス対シドニーFC

2020-02-19 06:53:27 | 日記

Aリーグで今季の首位を独走し、シーズン中でコンデイションがいいと言われたシドニーFCだったが、マリノスは4-0で圧勝した。いくらなんでもシドニーFCは弱すぎないかい。マリノスの特徴はボールを取られたらすぐに取り返せること。そしてハイプレス。あれだけ仲川、マルコスにプレスをかけられると相手はなかなかボールを持たせてもらえない。

 

強いて弱点をあげるとすれば、仲川の右サイドに比べて左の遠藤の推進力が弱いこと。もっと仕掛けてもいいし、それだけの能力があると思うのだが一瞬の判断が遅くて遠藤がボールを持つと攻撃が止まる場面が多い。他のブラジル人選手のほうが序列は上だろう。

 

マリノスはこれでACL2連勝。神戸も水原三星相手に古橋の技ありゴールでアウエーで勝ち、神戸も2連勝。FC東京は1勝1分だが、第2節終了時点でJクラブが6試合で5勝1分という信じられない好スタートを切った。毎年2月はJリーグ開幕前のためにコンデイションが悪く、不振が続き、第3節以降から持ち直してくるのだが、今季は違うようだ。

 

マリノスも神戸も選手起用でACLを重視しているように見えた。中3日でJリーグ開幕だが、両チームとも好調を維持できるだろうか。