ビッグクラブに行ってベンチかスタンドに座るのと、中小クラブでレギュラーとして活躍するのとどちらがいいのだろうか。これはどんな選手にも起こる永遠の課題である。もちろんビッグネームの選手にはありえないことだろうが、南野の場合はまだ判断するのは早いのかも知れないが、状況はかなり深刻に見える。
昨日のノーリウッチ戦でマネとミルナーが負傷から復帰してきた影響で、南野はベンチ外となった。ベンチにはポジションを争っているシャキリも入っていない。今オフには放出されるであろうララーナはベンチに入っていた。FAカップでゴールを決めているジョーンズでさえベンチ外。
4-3-3の前線の3人はフィルミーノ、サラー、チェンバレンであった。後半15分からチェンバレンがマネと交代してそのマネのゴールで勝った。マネがフィットしれくればマネが先発だろう。中盤の3人はもっと鉄板だし、層も厚いので南野がボランチやインサイドハーフとして起用されることはないだろう。可能性としては4-4-2にしてのトップ下というかセカンドストライカーだろう。
しかし2位のマンCITYに勝ち点25を付けて首位をぶっちぎりだから、3月に最速でのEPL優勝を決めたとしても前線の3人、戦術をころころと代えるとは思えない。うまくいっているのに変更する理由がないからだ。
おまけにマンCITYはFFP違反でがたついているから選手のモチベーションも下がってくるだろうし、リバプールの圧倒的優位は変わりようがない。そんな強いチームで果たして出番は出て来るのか甚だ疑問である。この状況は来季になっても変わらないだろうし、仮に噂されるフィルミーノが放出されるとしてもそれに代わるビッグネームを獲得してくるだろうから、状況は大差ないだろう。
せっかくドイツ語が上手いんだからブンデスのCLの常連のようなクラブ、たとえばレバークーゼンとかライプツィヒのようなクラブに移籍したほうがいいのではないか。バイエルンとドルトムントは選手層が厚いので避けた方がいい。