2018年ロシアワールドカップ以降、ヨーロッパでプレーしている日本人選手の中でトップリーグで主力として活躍している選手はほとんどいなくなった。この主力という意味は定義が難しいが、リーグ戦は先発でそれ以外の公式戦はベンチということが妥当だろう。
まず5大リーグのトップリーグのクラブに在籍している選手をあげてみよう。
①EPL
リバプールの南野。移籍したばかりだし、あまりにもビッグクラブなので試合にはほとんど出られない。しかし戦力外というわけではないので今後に期待。ニューキャッスルに武藤もいるけど負傷中だし、負傷前でもほぼ戦力外だった。
②ブンデスリーガ
ブレーメンの大迫。負傷から復帰してもほとんど活躍できていなくてポジションを失った。ポーカル戦でいいプレーをしたようなので、チームが不調なのでポジションを奪取できる可能性もある。フランクフルトの鎌田は負傷明けだし、長谷部はポジション争いに負けている感がある。契約延長も怪しい。
③セリアA
ボローニャの富安は文字どうりの主役。ただしボローニャ自体は弱い。サンプドリアに吉田が移籍したがまだ試合に出ていないのでどうなるのか分からない。
④ラリーガ
エイバルの乾が主力に近い。マジョルカの久保はベンチが多くなった。
⑤リーグ1
マルセイユの酒井は主力だが、今季のパフォーマンスはパットしないようだ。
このように見ると、5大リーグで主力としてプレーできている選手は富安、乾、酒井だけになる。ただし、チームでのポジション争いは監督が交代すればすぐに変化するし、いつどうなるかは誰にも分からない。
南野の出番の増加と大迫の復調に期待しよう。