森岡と長友の移籍

森岡がアンデルレヒトに移籍し、長友はインテルからガラタサライに移籍した。同じ移籍でもクラブの規模も違うし、移籍金も違う。意味合いも違う。実に悲喜こもごもである。森岡の場合は栄転であり、長友は左遷というか出向である。サラリーマンのようだが最大の違いは移籍先で活躍できればステップアップできるし、活躍できなければフェイドアウトもありえる。実力次第で厳しい。


長友は２０１０年ＷＣ以降は代表の主力であったし、インテルに７シーズンも在籍して最古参の選手となった。森岡は今季から目立ち始めたがベルギーで活躍してもヨーロッパ基準からみればさほど目立たない。やはり４大リーグの中堅以上のクラブで主力になれなければ評価は低い。


ザルツブルクで二けた得点しても南野にはオファーは来ないし、スイスからステップアップしても久保のようにベルギーに行ける程度である。その意味でも長友のインテルからガラタサライへのレンタル移籍は本人も悔しいだろうし、レンタルだから可能性としてインテル復帰もあるわけだから頑張って欲しい。


森岡がこれまでいたベフェレンは今回の森岡移籍から得られる移籍金がクラブ史上最高額の300万ユーロ（約4億円）。たった４億円で史上最高額というのも驚きである。