PSG

今や飛び鳥を落とす勢いのＰＳＧだが、カタール資本が入る前のＰＳＧは地味なクラブだった。ちょうどロシア人に買収される前のチェルシーのようなクラブである。現在のＰＳＧは高額な選手を買いあさり、収支を考えなくていいカタール国営クラブである。


さてＰＳＧにアルゼンチン人のパスツーレという選手がいる。この冬にインテルが獲得を目指したが断念。パスツーレはアルゼンチン代表で主力だった選手で、トップ下かインサイドハーフをやることが多い。技術が高くいい選手だと思う。


しかしＰＳＧではほとんど出番がない。ＰＳＧの基本的なフォーメーションは４－１－２－３で前線はカバー二、ネイマール、ムバッペで決まり。インサイドハーフはドラクスラーとヴェッラッティが多い。パスツーレが出るとしたらここしかないが、ネイマールに１０番を譲るなどカバー二のようなアグレッシブさが足りないのか、ポジションをとれない。


パレルモにいたころはアルゼンチンのカカと呼ばれたくらいのファンタジスタだと思うが、ＰＳＧでの不遇を思えばインテルに行かせてあげたかった。イタリア国籍ももっているのでEU圏内選手である。しかしパスツーレ以上にもったいないのはデイ・マリアである。


デイ・マリアのような選手が毎試合ベンチとはジョークを通りこして何かの間違いではないかと疑ってしまう。