サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

浦和ACL制覇

2017-11-25 23:10:37 | 日記
実力差から見てアルヒラルのほうが上だったし、攻撃力も迫力があった。しかし両方ともボールロストが多かった。そして両方ともフィニッシュに難があった。浦和の勝利できたのは、固い守りとラファエル・シルバの個人技。


そして後半33分にイエローカード2枚目でサウジの選手が退場になったことが大きかった。あの選手は試合終了前から顔をジャンパーで隠して気の毒なくらいにショック状態だった。あまりにも不用意な2枚目のカードは高くついた。


ラファエル・シルバの涙のインタビューは感動的だった。2試合合計で2ゴールだから文句なしのMOM。これで中東かどこかに引き抜かれるだろうなあ。


もうひとりMOMをあげるとすれば長沢だろう。攻守に獅子奮迅の大活躍。決勝ゴールも長沢だったら、ハリルも大喜びだったことでしょう。


久々のJクラブのACL制覇は、リーグ戦で弱い浦和が成し遂げるという奇妙な結果となった。ライブ中継はAFC HUBで見た。ありがとうAFC。

GKのハンド

2017-11-24 08:05:13 | 日記
アルゼンチンのインデペンディエンテ対リバープレート戦でリバープレートのGKがカウンターを阻止するために、エリアから飛び出して平然とハンドでボールをキャッチした。普通GKがエリア外でのハンドを取られる場合は、片足を思わず踏み外してしまうパターンが多い。


しかしこのGKはカウンターのハイボールを猛然と手で取りに行った。一体何を考えていたのだろう。しかもその振る舞いが平然としていて、ミスを犯したとはとても見えない。ごく自然に当たり前のプレーをしたかのようだ。


当然、このGKは一発レッドで退場。レッドを出された瞬間に主審に何か文句を言っていた。一体どの口が言えるのだろうか。このプレーは間違いなく、今季の珍プレーのトップに来ることでしょう。


GKのハンドと言えば、イランとの親善試合で川口がハイボール処理をミスして、エリア外に飛び出したことがあった。その時はまだダエイもいて、たしかFKをダエイか誰かが決めたように覚えている。あの時川口は、しまったと困惑した表情を見せた。それが普通の表情である。


リバープレートのGKのコメントは出ていなかったが、ぜひインタビューして欲しい。

CL ドルトムントvトットナムでの香川

2017-11-23 08:40:01 | 日記
トットナム戦、次節のシャルケとのダービーで連敗すればボス監督は解任という動きである。不調のドルトムントの問題点は、脆弱なCB,迫力のない攻撃である。だから弱いのだが、最初の7節まで怒涛の快進撃だったのが、嘘のようである。


さてトットナムに1-2と逆転負けをくらったドルトムントで、香川は後半65分前後に交代させられることが多いが、それでも毎試合先発している。インサイドハーフはゲッツエがほぼ固定で、相棒を香川、カストロ、タフードで途中交代も含めてローテーションしている。監督が代われば香川の出番は少なくなるだろう。


チーム全体が不調だから香川だけの責任ではないし、そもそもインサイドハーフに爆発的な得点は期待できない。それを考慮しても香川のプレーにはワクワク感がない。香川がボールを持っても何かが起こるという雰囲気がない。


香川のプレースタイルは、周囲の選手をワンツーでマークをはずして、空いたスペースに飛びこんでシュートすること。昔はそうだった。現在はワンツーも少ないし、スペースには飛び込まない消極滝なプレーばかり。


インサイドからウイング、サイドバックにボールを散らして、崩せなければCBに戻す。これの繰り返し。以前ならば同じポジションにいても自分もサイドに流れて、そこから相手の裏を取るようなクロスを上げて自分のSBの選手のヘッドに合わせるというプレーが多かった。香川がいうところの「缶蹴り」である。「缶切り」だったかな?


守備もさほど強くないし、周囲の選手と連動できなければ自分ひとりでは局面を展開できない。これでは代表で先発を取り戻すことは無理だろう。

ポステコグルー辞任

2017-11-22 17:34:19 | 日記
オーストラリア代表監督のコステコグルーが辞任した。WC出場を苦労して決めたが、すっきりしない勝ち方だった。アジア5位から大陸間プレーオフを勝ち抜いたわけだが、本来ならばアジア4位以内に入るべきだった。本当に辞任なのか解任なのかは知らないが、インタビューを見るかぎり、辞めたくなかったがやめざるをえない感が強い。


さて後任は誰になるか。FFA(オーストラリア協会)の会長は時間はあるのでじっくり選ぶと発言しているが、実際には日本と同様に3月の親善試合まですることがないといえばない。そこから戦術を大幅に変えるのであれば、時間はあるようでない。


SBSのサイトに出ていた候補を見てみよう。4人のオーストラリア人と外国人が出ている。
①グラハム・アーノルド
現在シドニーFCの監督。ベガルタ仙台の監督も経験している。Jリーグでもプレーしたことがあるので、日本にはおなじみ。


②ケヴィン・マスカット
現在メルボルン・ヴィクトリーの監督。元オーストラリア代表。クラブでコステコグルーのアシスタントをしていたこともある。


③アンテ・ミリシッチ
現在U-23の監督。


④トニー・ポポヴィッチ
現在トルコのなんとかというクラブの監督。ウエスタン・シドニー・ワンダラーズの監督時代にACLを制覇。トルコのクラブの経営陣の内紛があり、監督を追い出される可能性あり。


⑤外国人監督
ヒデイング、アンチェロッティ、クーマン。現在浪人中の名前をあげただけだろう。アンチェロッティがオーストラリア代表の監督になるかあ?


実績からいえばポポヴィッチだろう。クラブ監督をやめればの話だが。

Jリーグ秋春制を考える

2017-11-21 09:54:24 | 日記
JFAの田嶋会長が性懲りもなく、2002年シーズンからの開催時期変更を提案している。これまで何度もJFAから提案されてきたが、その都度Jリーグ側から拒否されている。秋春シーズンのメリットとデメリットを考察してみよう。


メリット
①真夏の暑い時期を避け、ゲームの質の向上ができる。

②11-12月の過密日程の緩和

③ヨーロッパとシーズンを合わせることができ、移籍がスムーズになる。


デメリット
①寒い時期、降雪地帯での試合開催は観客動員数に影響する。

②12月後半から2月前半の2か月間は長期中断となるし、6,7月もオフだからリーグ戦開催不能期間が1か月も多くなる。



などなど。過密日程の緩和という観点からすると、秋春制は全然緩和になっていない。1月後半から1か月くらい沖縄で全試合をするくらいの覚悟が必要である。まあ、非現実的である。一番の問題は寒い時期に試合を見に行く人が少なくいということだ。JFA案では寒い時期は、できるだけ降雪地帯でのホームゲームをしないということだが冬は日本中どこでも寒い。


座席の下にヒーターを付けて毛布を無料で貸し出してくれればいいが、それでも雨が降ったら最悪である。風邪をひきにスタジアムに行くようなものだ。ヨーロッパでは真冬でもサッカー観戦できるが、そもそも西ヨーロッパと日本では真冬の寒さが違う。日本の冬は極端に寒い。夏は暑くて冬は寒い。日本の気候は最悪である。真夏のサッカーを避けるために真冬にサッカをするのでは本末転倒だ。


秋春制はデメリットのほうがはるかに大きい。