今日のパナマ戦、来週のメキシコ戦は主力選手と新規戦力を見極めるというよりも、すでにメンバーを固定してアジア予選に備えるという意味あいなのだろう。そうでなければ来年3月と6月に予定されている2次予選がぶっつけ本番になる。そもそも2次予選は開催できるのかどうかという疑問もある。理由として残りの4試合にヨーロッパの各クラブが派遣を拒否するかも知れないからだ。
10月、11月はオランダ、オーストリアで開催したので各クラブは派遣に同意。しかしこれが日本開催であれば、どうなるか分からない。それにヨーロッパから選手が日本に入国して2週間の隔離をするのであれば、クラブの日程に支障をきたすので所属クラブは難色を示すだろうし、FIFAの拘束規定と合致しない。だから可能性の問題だが、仮に日本で開催するのであればJリーグ所属選手だけを起用するかも知れない。
アジア最終予選は来年9月から始まり、6チームの総当たりで合計10試合を行い、2022年の3月までに終える。この日程が無事にこなされると仮定して、最終予選までの代表戦は今月の2試合、2次予選の4試合の6試合ということになる。それにどうなるか分からない2次予選を考えるともっと少なくなることもあり得る。
本来であればオリンピックが終わり、若い世代も融合しているはずの時期である。それが試合数が見極められないので選手を固定せざるを得ない。代表監督としては非常に苦しいところだ。来年7月にオリンピックがるとしても五輪チームのための強化試合なんて直前まで組めないだろうし、オリンピックそのものが中止になる可能性大である。
せっかく開催されるパナマ、メキシコ戦は有意義に使って欲しいものだ。
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