U-17 WC 日本対セネガル １－０

消化試合のようで消化試合でない試合というものは難しい。お互いに決勝Tを見据えて主力を温存したいので、日本は先発を７人変更、セネガルは６人を変更。両方とも負けなければそれでいいという試合である。


前半はセネガルのスピードに日本は苦戦したが、セネガルは決定力がない。日本はトップの唐山にボールが収まらず、インスピレーションというかクリエイティブな攻撃が皆無。


後半途中から西川が入ってから日本の攻撃が活性化し始めた。後半８３分に西川が左サイドの角度のないところからの技ありシュートを決めて決勝ゴール。この消化試合に西川を投入して勝ちを拾った日本が上だったといえるが、セネガルにしてみればこんな試合にエースを出すなよとぼやきたくなるだろう。


それにしても両方ともレベルが低かった。控えメンバー中心だからかどうかは知らないが、とにかくパスミスが多すぎる。日本のCBなんてビルドアップしようと前方にパスを出したが、それがセネガルのFWに直接ギフトパス。カットされたわけでもなんでもないのにボールロスト。そのギフトパスはセネガルはシュートもできずにこねくり回しただけ。


ピッチのどこでも似たようなギフトパスが起こり、それをもらったほうも決定機までつなげられない。ミスのオンパレードである。U-17の試合はこんなものなのだろうか。日本の高校選手権でももっとましな試合が見られるとは思うのだが。


日本はこれでグループ首位で決勝Tに進出。西川君さまさまである。