いよいよ準々決勝が始まり、そのファーストレッグは、リーグ戦の調子を見ればアーセナルが有利と予想したが、バイエルンはザネの活躍もあり前半から1-2とリード。アーセナルは左SBのキビオルの緩慢な守備が目立った。そのために後半最初からジンチェンコと交代。これで富安の出番はなくなった。
ジンチェンコのプレーを見ているとこの選手は本当にサイドバックなのかと感心してしまう。守備時ではSBの位置だが、マイボールになるとほぼ真ん中、ボランチの位置に陣取り、そこから裏を取るためのスルーパスを狙う司令塔のようなプレーに終始する。このため本来のSBの攻め上がりなどほぼない。
またジンチェンコはボランチの位置から裏抜けのスルーパスを狙うために、球離れが非常の悪い。流れの中からのパスではなく、中盤の底から前線へのパスだから、ゼロから前線へのパスになる。うまくつながればチャンスになるが、ひっかかるとカウンターを受けやすい。ジンチェンコの裏狙いのパスを周囲の選手は味方の選手にはストレスがたまるのではないか。
せっかく富安とキム・ミンジェというアジアのスター選手がいるカードなのに、どちらも出番なし。なんとも寂しい試合である。今日の試合で負けていればトウヘルは解任されるという噂もあったが、アウエーでドローだったので、首の皮がつながった。
終了間際のノイヤーとサカの接触はPKだった?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます