サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

風間サッカーは守備不要

2019-07-09 16:56:27 | 日記
昨日のサッカーキングハーフタイムをみていたら、名古屋の話の中で風間サッカーは守備をしないので点を取れなければ負けが込むということが出てきた。風間サッカーは点を取ることに集中していて、このところ負けてはいるがそのうちに点が取れるようになるだろうから、それで成績は上回るだろう。ジョーのポストプレー、前田、シャビエルなどの攻撃陣はチャンスを多く作っているので後は点を取るだけ。


名古屋のフロントも風間監督の戦術を理解したうえで監督に就任してもらっているので、守備が崩壊しようがとにかくこれで仕方がないと覚悟しているはずだというのである。うーん、そうかなあ。風間サッカーは守備をしないというのは試合を見ていれば分かる。攻撃時にはCB1枚が残り、その前にボランチがいるだけ。あるいはCB2枚だけ。しかもハイラインである。


残りの選手は全員攻撃に参加している。普通は裏を取り相手の守備が手薄なスペースをみつけてサイドチェンジを繰り返す。そうすることにより相手のDFをおびき出してスペースを作っていく。これが常道である。どんなチームでもこうする。


攻撃がすべてこうなるわけではないが、名古屋の場合は人数をかけて自分たちで密集を作り、そこにボールを入れて突進しようとしていく。ラグビーでモールを作って前進していくようなイメージである。当然うまくいかないことのほうが多い。特殊な戦術である。


これを防ごうと相手は真ん中を固める。だからPA前では敵味方が密集して小競り合いをしているようになる。実に不効率である。攻撃が上手くいっている時は連勝できるが、不調になると守備が不安定だから連敗が続く。これで上位に入ることはできない。


実際に風間監督がフロンターレを率いていた時には優勝できなかったが、鬼木監督に代わり守備を安定させてから2連覇した。名古屋は昨季も今季も好調と不調の波があり風間サッカーをいつまで続けるのか疑問が出てくる。選手の補強にもブラジル人選手、日本人選手に限らずかなり金を使っているので、これだけ金をかけて毎年残留争いではフロントもしびれを切らすのではないか。

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