エムパぺのレアルマドリード移籍が発表された。５年契約でフリートランスファー、年俸は２５億円、契約金は２５５億円だそうだ。この契約金というのが選手本人に渡るのか、代理人とか周囲の人にも行くか金も含めるのかは知らない。とにかくレアルからPSGには移籍金はない。
エムバぺは２０１７年８月にモナコからPSGに移籍した。移籍金は当時のレートで２３０億円。PSGが今回の移籍で一銭も得られないとすれば、この２３０億円を全部損することになる。もちろんこれまでの７シーズンで、エムバぺがいたことによるマーケティング効果は莫大だっただろうし、スポンサー契約もエムバぺがいたことによる影響が大きかったはず。
しかしPSGは収支を度外視したカタールの国有企業みたいなもので、カタールの国全体のイメージをあげるためにあるわけだ。そのマーケティング費用が１兆円かかろうと大した金額ではないのだろう。PSGみたいに損益を心配しなくてもいいクラブ経営は気楽だろうなあ。
エムバぺがレアルに行くことにより、どのポジションで起用するのか興味深い。CL決勝では前線は２トップがビニシウスとロドリゴ、トップ下にベリンガムだった。エムバぺを２列目に使うとは思えないので、この３人の中で１人は他のポジションに回すことになる。なんとももったいない。大変だなあ、アンチェロッティ監督。
夢がかなった。