サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

コロナ行動制限における人種差別

2021-07-16 10:23:44 | 日記

1か月くらいから始まったシドニーでのコロナ感染拡大は広がり続けていて、州政府はパニックにある。最初は国際空港に到着したクルーを運んだリムジンカーのドライバーから始まった。そこからビーチで有名なボンダイ地区で広がり、ボンダイにいた人が他の地域に出かかてパーテイに参加して。。。という感じで拡大。とはいえ毎日の新規感染者は50-100人程度だから、東京に比べるとたかが知れている。

 

しかしここまで毎日の市中からの新規感染者はゼロが2,3か月も続いていたので、衝撃は大きい。そして厳しいロックダウンがもう4週間目である。最近感染が拡大しているフェアフィールドという西部の地域はより厳しいロックダウンが施行されている。

 

この地域の住人で地域外に仕事に出る人は3日おきにPCR検査が義務となっていて、検査証明がなく警察につかまれば罰金である。また食材を買いに行くのも一世帯から一人だけ。ウインドーショッピングも禁止、学校も休校などなど。まあどこまで警察が取り締まるかにもよる。

 

最初に感染が拡大したボンダイ地域は比較的白人が多い。10万人の人口のうち60%程度が白人である。これに対して西部のフェアフィールドは人口20万人程度で、移民が多い。ベトナム人、中国人、中東など非白人種が50%は占めている。

 

白人が多いボンダイでは3日おきのPCR検査など義務化されていないが、移民が多いフェアフィールドでは義務化。3日前にフェアフィールドに100人あまりの警察官が走っている車と通行人を一斉に取り締まり、行動制限に違反していないか検査した。

 

この動きに対してフェアフィールドの住人が反発。これは人種差別だというのである。シドニーでは警察、行政による人種別の恣意的な差別がよく起こる。3日おきにPCR検査なんて面倒このうえないのである。