サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

五輪 なでしこ QF スウエーデン戦 1-3

2021-07-30 21:08:37 | 日記

3点差で負けると予想したが、結果は1-3だったからほぼ予想があたった。今のなでしこではスウエーデン、アメリカ、オランダ、ドイツなどのチームには勝てない。身長があり、フィジカルが強く、スピードがある。一言でいえば力負けしてしまう。

 

10年前には勝てていた相手にほぼ勝てない。2019年WCの頃よりも差が広がっているように見えた。パススピードが遅く、1対1に弱く、攻守の切り替えが遅く、とにかくスピードがない。選手は死ぬ気でやっているのだろうが、スピードがないのでやる気がないように見える。

 

2019WCでは準備段階から怪我人が多く、ベストメンバーが揃うまで戦術練習ができなかったので、ベスト16止まりという言い訳ができていた。今回の五輪は自国開催で地の利もあり、気候にも慣れているはずで、条件的には一番有利だったはず。

 

高倉監督には選手起用にも戦術にも批判が多く、QF敗退という責任を取って辞任してもらうべきだろう。あるいは誰がやっても世界の強豪にはもう勝てないということならば、2023年WCまで高倉監督でもいいのかも知れない。

 

U-17WC, U-20WCにも優勝して、それらの大会で活躍した選手を引き上げてきた。特に2018年U-20WCの優勝メンバーからは今回の五輪に6人も入っている。彼女らが2023年までには主力となって、レベルアップされるのだろうか。

 

今回のQFで敗退という結果を受けて、なでしこに対する期待は薄れていくだろうし、力負けしてしまう迫力のない攻撃力ではサポーターは離れていくだろう。JFAは時間をかけて女子サッカーの根本的なレベルアップを図るべきだろう。まだ2011年の遺産で食べているように思える。

 

QFの他の試合では、オーストラリアがイギリスに4-3で競り勝った。日本の天敵イギリスに勝つだけの力がオーストラリアにあった。日本はオーストラリアを見習うべきだろう。