ベルギーは3-4-3,怪我で欠場かと思われたデブライネは先発。しかしエデン・アザールはベンチ外でスタンド観戦。これが痛かった。イタリアはキエッリーニももどり4-3-3というフォーメーションである。
前半13分にイタリアはFKからボヌッチのゴールで先制と思われたがVARでオフサイドと判定されて取り消し。イタリアが攻勢を仕掛けたがベルギーの守備も固い。37分にバレッラのゴールでイタリアが先制。そして44分にはインシーニエのカットインのゴラッソが決まり、これで0-2。しかし前半ATに左サイドからベルギーのドクが仕掛けてPKを獲得。ルカクが真ん中に決めて1-2で前半を終えた。
後半になるとイタリアペースで試合は進み、ベルギーもよく攻めたがイタリアのキエッリーニを中心とした守備は堅く1-2でイタリアが逃げ切りSFに進出。もっと白熱した試合で延長戦、PKまで行くと予想していたので、イタリアらしい1点差の勝利で終わった。
ベルギーは左サイドはドクのスピードのあるドリブルでよかった。実際PKも獲得している。しかし右サイドがその分攻撃が薄く、攻撃のバランスが悪かった。アザールが出ていればもっと違う試合になっていただろう。アザールの怪我は長引きそうな雰囲気だし、果たしてラリーガの開幕に間に合うのだろうか。
この試合で目立ったベルギーのドクはリーグ1のレンヌ所属の今年19才の若手である。ベルギー代表の次世代の中心になれるか。一方Jリーグを擁護したくれたフェルマーレンは3試合に連続して先発。35才だが2022年WCにもマルチネスが監督であれば招集されるでしょう。
171cmと小柄だがスピードスターのジェレミー・ドク