サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

吉田の無観客へのコメント

2021-07-18 10:52:06 | 日記

夕べのスペイン戦の後に、メディアからもっと話して欲しいとの要望を受けて、吉田麻也が無観客ではなく有観客にして欲しいと訴えた。気持ちは分かるがこれはもう感情論だろう。人が動けば動くほど感染が広がる。これははっきりしている。だから大きなイベントは中止となる。

 

今朝のニュースを読むと、東京の新規感染者の予測は2400人になると記者に言われて、政府高官(多分官房長官)はそれくらいなら大丈夫と答えて東京五輪は中止にしないことを示唆している。どうして2400人でも大丈夫なのか科学的根拠は分からないが、これは国民を守るつもりがないということだろう。

 

シドニーでは明日から行動制限が厳しくなる。今週の毎日の新規感染者は60-110人くらいである。これで大騒ぎである。このうち60%くらいが西部の特定の地域に集中していて、その地域から他の地域へのの外出は禁止。仕事で域外に通勤する場合は、3日おきにPCR検査が必要である。

 

またシドニー全体で営業できるのは医療関係、食材、銀行、郵便局、金物屋、文房具、カフェ・レストランはテークアウエのみという措置が明日から2週間実施される。つまり普通の小売店は営業禁止である。これは厳しい。

 

またどんな店に入る場合は、QRコードで入退出を記録することが必須。八百屋でもレジでそれを確認される。実に面倒だ。QRコードはスマホでやるので、スマホを持たない人は、携帯番号を教えなければいけない。

 

これでかなりの人の行動記録が把握されていて、感染者の行動経路に重なった場合は保健当局から電話がかかってきて、検査と2週間の自己隔離を要求される。違反すれば罰金である。息子の友人はこれにひっかかり、現在隔離中である。

 

感染を拡大させないためにはこのくらいのことをする必要がある。どこまで徹底するかは政府の熱意だろう。吉田の気持ちも分かるが2400人でも大丈夫などど能天気なことを言う政府に感染を食い止められるとはとても思えない。