サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

カタールWCアジア最終予選組み分け

2021-07-01 19:18:57 | 日記

AFCのサイトでライブでドローを見ていたが、なんとも味気のないショーだった。コロナだから仕方がないのだろうが、普通はアジアのレジェンドが引き役ででてきて、各国の監督、コーチなどが見守り、綺麗なお姉さんがアシスタントで手伝い花を添える。しかし今日はAFCのおやじさんが一人で淡々とボールを引いていくだけ。実に味気ない。

 

まあ、それはともかくとして、日本はグループBでまたまたオーストラリアと同じ組になった。これで2010,2014,2018と今回で4連続である。つまり韓国とは当たっていないわけで、イランとも久しく当たっていない。サウジとは前回同様に同じ組だから、代わり映えのしないメンツだ。中国、ベトナム、オマーンと一緒だが、順当勝ちしていけば前回同様に日本、オーストラリア、サウジの三つ巴となる。

 

一方、韓国のグループAは、韓国以外はイラン、UAE, イラク、シリア、レバノンという中東グループである。よくもまあこれだけ中東勢を集めたものである。ただイラン以外は格下ばかりだから、楽に見える。でも韓国はいつも中東勢に苦戦するので大変かも知れない。特にイランとは2010年以降3回連続で同じ組になり、その間の戦績は3分け3負けと、いわば天敵にも見える。2010年は2分けでこれはまだいい。2014年は2敗。2018年は1分け1敗。毎回2試合のうちで勝ち点1しか計算できない。

 

さて日本とオーストラリアはホームでもアウエーでも引き分けるというのが定番である。2018年大会はホームで日本が勝ちアウエーでは引き分けだった。このアウエーのメルボルンでの試合を生観戦した。2014年大会はホームでもアウエーでも引き分け。アウエーのブリスベンでの試合を生観戦した。

 

今回はH&Aでできるとは思えない。9月から始まるがオーストラリアは外国人の入国を原則禁止していて、現在シドニーなどではロックダウン中である。オーストラリアの最初の試合は9月2日のホームでの中国戦だが、それまでに入国禁止が解除されるとは思えないし、来年の終わりごろまでに解除されることはないだろう。

 

ということはアジア予選のオーストラリアでの開催は無理ということだ。また他の国の入国規制もあるだろうし、それらは刻刻と変わる。このためどう考えてもH&Aではなく、セントラル方式で開催されると考える方が自然だろう。その場合は現在開催中のACLのように10試合を2週間くらいかけて消化するのだろうが、ヨーロッパのシーズン中ならば国際マッチデーにはあたらないだろうから、クラブが選手派遣を拒否する可能性もある。

 

2次予選同様にコロナに翻弄されることだろう。

 

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SBSサイトに載っているオーストラリアを中心に考えた記事の写真。


ここまでのユーロ雑感

2021-07-01 09:59:04 | 日記

ベスト8が出揃い土曜日からはQFである。WCでもユーロでもこのベスト8に入ることに価値がある。さてここまでの大会の傾向を薀蓄してみよう。

 

①各チームのレベルの差があまりない
強豪でも楽に勝てると思われる格下相手に苦戦しているし、番狂わせも多い。ハンガリー、フィンランド、オーストリアなどがそこそこ強い。

 

②3バックが多い
格下のチーム、ハンガリー、フィンランド、ウエールズ、スイス、スウエーデン、スコットランド、北マケドニアが、ウクライナ、ポーランド、スロバキアなどなど。また前半は3バックで後半は4バックに可変するとか、守備時は3バックで攻撃時は4バックにする可変もあった。これだけ3バックが多いのは驚きである。

 

ただし3バックの弱いチームは3バックどころか、5バックになりべたっと引いて守るだけになる。5バックになると5-3-2、5-4-1でトップにFWがいるだけで、残りの9人はハーフラインから出てこないなんてシーンも多くなる。

 

③選手の高揚感と気迫
どのチームを見ても選手のやるきと気迫はすごい。特にラウンド16で延長戦、PKになろうものなら、円陣を組んでチームキャプテンが全身を使って檄を飛ばす。特にフランス対スイス戦のジャカの檄はすごかった。

 

④1次リーグの消化試合がない
24チームを16チームに絞るために3位通過もありえるので、2連敗しても3戦目で勝てば勝ち点3でも通貨できる可能性もある。このためにWCなら消化試合になるような3戦目が白熱した。これもユーロが盛り上がる一因だろう。

 

ユーロはまだまだ続く。スタジアムで感染者が続出しても無観客にならない。でもこれはおかしい。

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フランスに勝って感極まるジャカ