サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

香川と中島

2019-09-16 16:20:44 | 日記
スペイン2部第5節、サラゴサはホームでエストレマドゥーラ戦。試合は3-1でサラゴサが勝ち、香川は今季2点目を決めた。ここまで書くと香川が大活躍したように思えるが、ビぐチャンスが4回あり、GKに2回セーブされ、1回はサイドネット、1回はシュート未遂だったから印象はあまりよくなかった。


しかしサラゴサは守備が緩く、ここまで4勝1分という成績が信じられない。特に左CBの動きが緩慢で山のようにピンチを作っていた。他にましなCBがいないのだろうか。それにどのポジションでも選手間のコミュニケーションが不足しているように見える。


一方のエストレマドゥーラは攻撃はまあまあだが、フィニッシュに問題がある。こういうチーム同士が試合をすると特に後半はオープンな展開になる。香川はゴールがなかったら、今日は香川の日ではなかったねで終わりになるような出来だった。


中島翔哉は後半途中からの出場だったが、それまで2-0でリードしていたのに中島が入ってから2失点。ユーチューブで見たけれど中島に全責任があるようにも見えなかった。


試合はポルトが後半ATに得点して3-2でポルテモネンセに勝ったが、試合終了時に選手を慰労するのが監督なのにこの監督は中島の肩をつかんで怒鳴っているように見えた。安西の証言では「めっちゃ怖かったです」というほど怒鳴っていたようだ。


中島の守備の緩さは分かり切ったことで、それを承知でポルトは中島を獲得したのだと思っていたが監督はそういう考えではなかったようだ。皮肉なことは中島の守備の緩さを際立出せたのが安西のゴールだったことだ。安西は他人事だから面白がっていろいろとしゃべっている。相手チームのことなんだから「めっちゃ怖かったです」なんて軽薄なことを言うべきではない。これがポルトガル語に翻訳されてすぐにリーグ全体に広まっているはず。


もうひとつ言えることは代表ウイークで9月10日の夜にミャンマーで試合をして、速攻でポルトガルに戻ったとしても直行便があるわけでもなく、多分戻れたとして9月12日だろう。そこから中2日だからいくら途中出場といっても体にキレがないのは仕方がない。


移籍したばかりでポジションを確保していない選手を代表に呼ぶのはできるだけ避けて欲しい。WC最終予選なら理解できるが、たかが2次予選のミャンマー戦である。中島の場合は家族の都合で今月は日本に戻っていて、代表を含めれば毎月日本に帰国している。クラブの了解を得ているので問題はないのだろうが、監督は面白くはないかも知れない。


メデイアの記事を読む限りではこの監督と中島は戦術面でも折り合いが悪いようだ。中島が公式戦に先発することは今後ないかも知れない。中島翔哉に守備を求めることに無理があるのだ。