サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ダニエル・アルザニ

2019-09-10 13:24:26 | 日記
今年20才、7才の時にイランからオーストラリアに移民してきたダニエル・アルザニという攻撃的MFの有望株がいる。シドニーFCとメルボルン・シテイで目立ち始め、2018年のアジアカップにも出場してオーストラリア代表の将来を背負って立つと見られていた。


2018年7月にマンチェスターシティに青田買いされてすぐにスコットランドのセルティックに2年ローンに出された。板倉なんかと同じようなやり方である。マンチェスターシティはいろんなところで青田買いをしている。


セルティックのリザーブでデビューして、さあこれからというときにすぐに怪我をした。前十字靱帯完全断裂という大怪我である。2018/2019シーズンは1試合出場、今季はまだリハビリ中で出場なし。2年ローンだから今季はセルティックでこのまま退団となる可能性もある。


2018年7月にマンチェスターシティと交わした契約が何年なのか知らないが、2017/2018のAリーグで最優秀若手選手賞を受賞してオーストラリアからのOne of the brightest young talentsとマンチェスターシティの公式サイトで紹介されていたので、クラブとしてもかなり期待したいたことが分かる。


昨年のアジアカップの時もハリー・キュエル2世とか、アルザニがいるからもう安泰などという解説者もいた。しかしそれから2年経過したものの、アルザニの移籍は早すぎたという解説者も出始めた。


筆者はそうは思わない。怪我をしたのは移籍とは無関係だしメルボルン・シテイからマンチェスターシティに移籍すれば青田買いといえども年俸は上がるだろうし、レンタル先で頑張れば他のクラブへのステップアップも望める。しかしビッグクラブへの青田買い移籍は得てしてレンタルのたらいまわしとなり、尻すぼみとなるケースが多い。


結果論ではあるがアルザニはベルギー、オランダの中堅クラブにまず移籍して名前を売ってからステップアップを目指すべきだった。今季中のアルザニの復帰を祈ります。