サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

コッパアメリカ ブラジル優勝

2019-07-08 14:47:45 | 日記
3-1でブラジルがペルーを蹴散らして優勝。ブラジルは攻撃も守備も強かった。強いというよりも強度があったというべきか。PKで1点取られたものの、この試合ではCBが強かったし、カゼミロとアルツールのボランチもよかった。カゼミロが守備的でアルツールが攻撃的なボランチだが、アルツールの気の利いたプレーは特に目立った。


攻撃ではいい意味でも悪い意味でもジェズスの独り舞台。1ゴール1アシストそして2イエローと大活躍である。退場になってもなかなかピッチから下がらず、通路の途中で泣き出す始末。何をしても絵になる男だ。


この試合のコウチーニョはおとなしかった。ポジションはトップ下かセカンドストライカーである。背が低くきゃしゃな体つきのためかフィジカルが弱い。弱くはないかも知れないが他の選手よりは見劣りする。そして何よりも独り善がりのプレーが多い。ドリブルでつっかけてフィニッシュまで行ければいいのだが、最後でロストするのでそこからショートカウンターをくらう起点になってしまう。


フィニッシュまでいけないのならば、左右にいるフリーの味方にパスを出すべきだがそれでも突進しようとしてロストする。玉離れの悪い選手の典型である。時々スーパーなプレーもするので期待してしまう。見ていてイライラしてくる。


対照的にエヴェルトンは見事だった。先制点をたたき出し、左ウイングとして守備にも貢献。プレーに強度がある。エヴェルトンであればウイングであれトップ下であれどこでも同じようにプレーできるだろう。コウチーニョにウイングなんてやらしたら目も当てられない。


この試合のコウチーニョを見てバルサで期待されたほどのプレーができていない理由がよく分かった。タイプとして周囲の選手を使う選手なのに自分を使おうとしている。それならばボランチでもやらせるかと思うと、ボランチをよるほど守備がうまくない。使いにくい選手である。


ブラジルの優勝でコッパアメリカは終わった。女子WCもアメリカの2連覇で終了。よくみれば同じような期間に女子WC,コッパアメリカ、ゴールドカップ、アフリカン・ネーションズカップと4つも大会があった。重なりすぎである。筆者の4週間の休暇も終わり、しぶしぶと仕事に戻ることになる。