中島翔哉の移籍

今年２月にカタールに移籍した際に中島翔哉はブログで決意表明をした。自分の意思で決めた、お金や名声、リーグのレベルやチームの知名度ではなく、一般的な知名度やレベルを一度忘れて、自分の目で見て、自分の中でそのチームの強さを決め、自分のプレースタイルに合っているかどうかを見極めることとある。そして強調していることは楽しめることである。サッカーを楽しむこと、家族とともに楽しい環境にいることである。


さてそれからわずか半年足らずでカタールからポルトガルのポルトにレンタルか何かで移籍しそうである。本人の発言ではないがメデイアに載った記事ではカタールリーグのレベル、環境などに不満があるということが理由のようだ。２月の決意表明とは１８０度違う。一体何が起こったのか。手取りで４億円以上ある年俸を減らしてでもポルトガルに戻りたいのだから、それなりの理由があるのだろう。


さてポルトに移籍できたとして必ずしもレギュラーを保証されるわけではない。多分リーグ戦でベンチスタート、カップ戦で先発という程度だろう。それを覆すには活躍するしかないし、ポルトだろうがモナコだろうがポジション争いはどこにでもある。


コッパアメリカでの中島翔哉の守備の劣化に驚いたがポルトの監督がそれを承知しているだろう。守備に難のあるちびっこ日本人選手がどこまでできるか楽しみでもある。


ひとつ言えることは大儲けしたのはポルテイモネンセだけで、他のクラブは中島に振り回されているだけということだ。ポルトに加入すればCLの予選３回戦から始まる。それを勝ち抜けば予選プレーオフになり、それを勝てば本大会出場となる。先は長い。